はじめまして,物理を学ぶ学生です.
電子・陽電子の対生成が始まるしきい値エネルギーが と,二つあるのはなぜですか?? は電子の静止質量です.
質問してはいけなかったのでしょうか….
> 質問してはいけなかったのでしょうか…
そんなことはないと思います. 回答がなかったのは,このスレッドを見た方々に,質問に対する責任を持った回答ができる方がいなかった(私を含めて)というだけのことだと思います.
参考にはならないかもしれませんが, 『理化学辞典』 には “電子対生成” の項に,「約 1.1 MeV(2mc 2 ) 以上のエネルギーをもつ γ 線が物質に当たったときに電子対が発生する」 とあります.
は,参考になりますか?
> 質問してはいけなかったのでしょうか…
そんなことはありません.どんどん質問して掲示板を盛り上げてください. しかし,私にはまったく分からない問題なのでお役に立てません.スミマセン.
今読んでいる本の中にそれらしき記述があったのですが,それによると
対生成というのは何も無い空間にγ線があるだけでは起こらなくて,光子と原子核が相互作用したときに起こる現象なんだそうです. この時のしきい値は単純に出てくる電子と陽電子の静止質量エネルギーの和で1.022MeVなのですが, 光子と原子核ではなく,光子と電子の場が相互作用する場合も,確率はずっと低いものの対生成が起こるそうで,このときのエネルギーのしきい値が倍の4mc^2=2.044MeVになるそうです.
つまり,光子が相互作用する相手が違うと,しきい値が変わるということらしいのですが・・・なんで2倍になるんでしょうね(^^;
参考:放射線計測の理論と演習,上巻(ニコラスツルファニディス著)
はじめまして.
物理は好きですが,仕事はS.E.のおっさんです.ちょっと思っただけなのですが, γ(光子)+P(核子)→e-+p(positoron)+P とγ+e-→e-+p+e- では,ターゲット粒子(核子と電子)の反挑エネルギーが大きく違うので,フォトンのエネルギーの対創生に使えるエネルギー閾値が異なってくるのではないですか.要は電子の場合,フォトンのエネルギーの大部分が電子の運動エネルギーに費やされるため,余計に大きなエネルギーが必要なのではないでしょうか. 違うのかしら?