仕事量について

仕事量について

大学一年生 さんの書込 (2006/04/26(Wed) 17:49)

こんにちは,この掲示板で質問をするにはレベルの低い問題かもしれませんが,恥を忍んでお聞きしたいことがあります.

小説家の森博嗣氏のブログ 「MORI LOG ACADEMY」の4月18日の日記に書かれている問題なんですが

--引用始め-- 100kgの大きな鉄の玉が床に置かれている.100kgの力で持ちあげ,1mの高さまで浮かせると,力と移動距離を乗じて失われたエネルギィが求められる.では,90kgの力で上に引っ張った場合はどうだろう?もちろん玉は持ち上がらない.しかし,90kgで引っ張った行為の仕事量はゼロなのだろうか? --引用終わり--

この問題がわかりません.自分で調べた限りでは, 仕事量=物体に働く力×移動した距離 ですので,この場合の仕事量はゼロになるんじゃないかと思ったんですが,どうも森氏のブログの掲示板を見ると,正解では無いようなのです. これは,私が問題を読み違えているのでしょうか?それとも,何か重要なことを見落としているのでしょうか? 皆様のお力をお借りできれば幸いです.

Re: 仕事量について

やかん さんのレス (2006/04/26(Wed) 18:52)

大学1年生さん,はじめまして!定義通り,鉄球は仕事をされていない,でいいと思います.引っ張った行為は?・・・.90kg重の力は,モーターか,人力か,いずれにせよ電気か,解糖の化学的なエネルギーがないと発生しないし,エネルギー消費もありますよね(モーター焼けたり,乳酸たまって筋肉痛なったり).動いてないとすると,熱や音,振動のエネルギーになっているんでしょうか?(回答でなくてすみません・・・)

Re: 仕事量について

Joh さんのレス (2006/04/26(Wed) 22:24)

森博嗣氏のブログを読んでいませんので,氏の「答え」というのがどんなものなのか分かりませんが,私は次のように思います.

仕事の定義はご指摘の通りで,『鉄球の受けた仕事』は零です.

従って,人は,鉄球には何ら仕事をしていません.しかし,やかんさんも触れているように,人が頑張って力を入れる行為には,たとえ鉄球を動かせなくても,筋肉の熱や変形,発汗,体内で必要な化学作用などのためにエネルギーが必要です.

鉄球の受けた仕事,人が鉄球に与えた仕事,人の筋肉の要したエネルギーとを,全部ごちゃまぜにしてしまったところに,問題点があると思います.

Re: 仕事量について

FKD さんのレス (2006/04/27(Thu) 01:09)

はじめまして.

最近森博嗣を知りまして,友人からS&Mシリーズを借りて読んでます. 現在「私的詩的ジャック」まで読みました. とっても面白いですね. 特に,物語の本筋と関係のない小ネタが好きです.

さて,ご質問の日記は

の4/18の「理科」の話題ですね. 日記の最後に, 「掲示板に正解を書いた人は削除されます」 と書いてあって, 掲示板

を見ると 「仕事はゼロ」という書き込みが削除されずに 残っているので,おそらく森先生の意図は他のところにあるんでしょうね. なんだろう..

#最近森博嗣にはまっていて #自分的にタイムリーな話題だったので書き込んでしまいました. #全然質問の答えと関係なくてすいません.^^;)

Re: 仕事量について

大学一年生 さんのレス (2006/04/27(Thu) 07:11)

やはり鉄球の受けた仕事はゼロだったのですね. これがわかっただけでもよかったです. いまだ問題の意図は不明ですが…. 皆様,お答えいただきありがとうございました.