初めて投稿させていただきます.工業高校卒のサラリーマンです. 早速質問させていただきますが,よろしくお願いします.
果物を刃物で切る場合,切る力(作用)は果物を介してまな板から 反作用を生じますが,果物が切断される場合に分力を生じます. 作用反作用は一直線上で生じるものと定義されていますが, 果物が切断される全ての力(作用)がまな板からの反作用となると 考えて良いと思いますが,いかがでしょうか.また,まな板と果物の 間にバネを挟んだ場合は,バネの弾性変形に要する力そのものが, 果物が切断される全ての力と等価になると思いますが,いかがで しょうか. よろしくお願いします.
お竹さん,こんにちは!トミーといいます.久々に掲示板をのぞいて,何か書き込みがしたくなったので返答させてください.
まず「果物を刃物で切る場合,切る力(作用)は果物を介してまな板から 反作用を生じますが」という部分なのですが,その表現は間違っていると思います.切る力という作用の力に対して,反作用の力は果物と刃物が接触している部分の果物側の点を作用点とするからです.切る力と果物を介してまな板から果物が受ける力は作用・反作用の関係にありません.
ゆえに「果物が切断される全ての力(作用)がまな板からの反作用となると 考えて良い」というのも間違いになります.
さらに「まな板と果物の間にバネを挟んだ場合は,バネの弾性変形に要する力そのものが,果物が切断される全ての力と等価になると思います」とありますが,それは刃物をまな板に対して垂直に入れた場合はそう言えると思いますが,少しでもまな板に対して傾けて刃物を入れると,水平方向の分力を生じるので,「バネの弾性変形に要する力そのものが,果物が切断される全ての力と等価になる」とは言えないと思います.
トミーさま ありがとうございました.助かりました. 先週は,出張しておりまして本日拝見いたしました. 物理の本を参照して勉強します. 実は,切る力を測る簡単な実験をしておりまして, 投稿させていただきました. 「まな板に対して傾けて刃物を入れる場合」についても 触れていただき,ありがとうございます.つぎの実験の 大きなヒントになります.
竹内様
私の書き込みが,少しでもお役に立てたのなら幸いです. 実験をしておられるのですね.実験は本当に楽しいです よね.得られた結果に対して,考察するのが私は好きです :)