雨滴の落下問題

雨滴の落下問題

ながT さんの書込 (2006/02/01(Wed) 08:50)

はじめまして,某大学の工学部に通う者です.

現在テスト期間で教科書に載ってる章末問題を説いているのですが この教科書には解答のみ記載されており,解説は全く載っていません. とりあえず問題を解いてみたのですが答えと一致せず どうにも分からないので今回書き込ませていただきました.

以下がその問題です.

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雨滴が静止している霧を付着し,単位時間に質量をα(正の定数)だけ 増加しながら落下している.t=0での質量をM,速さを0として, 時刻tまでに落下した距離を求めよ.

(自分なりの解)

とりあえず時刻tの時の質量m=M+αt とおいて運動方程式をたてると 雨滴から見た霧の相対速度が−vなので

m(dv/dt)+v(dm/dt)=mgとなります

この両辺にdtをかけるとmdv+vdm=mgdt となり 先ほどのmの値を代入して(M+αt)dv+vdm=(M+αt)gdt この両辺を積分すると

(M+αt)v+mv=(M+αt)tg/2 +C

初期条件t=0においてv=0 だからC=0 ここでmの値を代入して 2(M+αt)v=(2M+αt)tg/2で

v=(2M+αt)tg/4(M+αt) ここで両辺をtで積分すると

y=(1/4)×g{(1/2)t^2 + Mt/α − (M^2/α^2)×log(M+αt)}+C(積分定数)

の形になり 初期条件を考えると

C=M^2(glogM)/4α^2 で 上式に代入すれば答えになると思うのですが

答えを確認したところ,最初の1/4のところが1/2でした それ以外の項は全て合っているのですが・・・ どこかで計算間違いしたとか,考え方が間違っているんでしょうか? それとも教科書の方が間違いなんでしょうか?

ご教授お願いします.

Re: 雨滴の落下問題

yama さんのレス (2006/02/01(Wed) 16:55)

>先ほどのmの値を代入して(M+αt)dv+vdm=(M+αt)gdt >この両辺を積分すると >(M+αt)v+mv=(M+αt)tg/2 +C

ここが間違っていると思います. t は v の関数で,v は m の関数です.従って,左辺の t や v を定数のように扱うことはできません.

運動方程式は d(mv)/dt=mg とも書けるので mv=∫mgdt となります. これに m=M+αt を代入してみてはどうでしょうか.

Re: 雨滴の落下問題

ながT さんのレス (2006/02/02(Thu) 02:15)

なるほど! mdv/dt+vdm/dtの部分を一つにまとめて解くんですね. そういえば教科書にも

mdv/dt+vdm/dt=d(mv)/dtとしてよい

という記述がありました. 上手く解けました,本当にありがとうございます!!!