小学生の理科です.受験理科を教えている大樹です. わからない問題があったので教えてください.
問題;地球は太陽に対して約1°,月は地球に対して約13°公転しました.一日の経過によって,月の南中時刻は何分ずれましたか.
解答;地球も月も同じ方向に公転しているので,月は1日に約12°ずつずれていく.地球の自転は1時間に15°なので,60分×12°/15°=48分.
地球の自転は1時間に15°というのは分かるのですが,それ以外はいまいちよく分かりません.解説よろしくお願いします.
大樹さん,はじめまして! 篠原です.
ちょっと,問題自体の意味がわかりにくいですね. 小学生がこんな問題やるんですか・・・
1日に地球は太陽を約1度(360÷365)公転しますよね. また,1日に月は約12度(360÷30)公転しますよね.
解答に書いてあるとおり,地球も月も,同じ方向に公転しているので,月は地球に対して相対的に12度移動したように見えます. 言い換えると,同じ時刻に月を見た場合,1日後には12度だけずれた位置に月は移動していることになります.
地球の自転は1時間に15度(360÷24)なので,12度だけ月が移動するのに要する時間は,12/15時間になります. ゆえに,これに60をかけ,単位を分に直すと48分という結果が得られます.
難しい問題ですね. 小学生に説明するには大変でしょう. がんばってください!