ユーイングの装置

ユーイングの装置

はんま さんの書込 (2005/12/14(Wed) 14:12)

初めまして,理工大学の1年です. ヤング率を求める時は,大抵ユーイングの装置を使いますよね. 他にもいろいろありますが,なぜユーイングの装置が使われるのでしょうか?

Re: ユーイングの装置

崎間 さんのレス (2005/12/14(Wed) 16:02)

> ヤング率を求める時は,大抵ユーイングの装置を使いますよね.

学生実験では,ユーイングの装置が多いみたいです. 僕も大学一年生のときその実験をしました. 扱いやすく高い解像度が得られるから, どの大学にもおいてあるのではないでしょうか.

ヤング率は引張り応力と引張り歪みの関係が分かれば求められるわけで, 直感的には針金を引っ張る“サールの装置”の方が, 何を測定しているのかが分かりやすい気がします.

恥ずかしながら,一年生の学生実験でヤング率を測った際は, 「たわみ」そのものについて調べてるんだ,と思っていました (^^; ヤング率は要するに,バネ定数を一般化したものですよね.

Re: ユーイングの装置

はんま さんのレス (2005/12/14(Wed) 22:49)

なるほど・・・参考になります. 分かりやすく,お早い返事どうもありがとうございましたm(_ _)m

Re: ユーイングの装置

やっさん さんのレス (2005/12/16(Fri) 22:08)

はんまさんはじめまして!! やっさんといいます まだご覧になっているでしょうか?

僕らの大学ではサールの装置を用いました サールの装置とは 天井からつるした針金状の試料に重りをつるしその伸びを計測するというものです その伸びは非常に小さいのでヤング率が等しい(であろう)同種の飼料を真横につるし水平器を用いて水平になるようにマイクロメーターを調節し,その値を読むというものでした (説明がわかりづらくてすみません.詳しくは実験の参考書を見てみてください)

この実験においてはいくつかのメリットとデメリットがありました メリット1;直感的に何を求めているのかわかりやすいこと メリット2;弾性限界を超えた際の振る舞いも観察できること です 実は二つ目のメリットがデメリットでもあります デメリット1;弾性体を超えた際の金属は伸びる時と縮む時でその長さと質量の依存性が異なるので,実験を慎重に行わないと,一旦縮めた後にまたマイクロメーターを逆に回してしまうと伸ばしたときの状態と,縮めたときの状態が混ざってしまいデータが不正確になってしまいます ほかにも針金状の試料の保存はなかなか難しいのがデメリットです 僕たちの使った針金は巻いてありましたし,いくつか折れ目やくびれているところがありました

僕もユーイングの装置は使ったことがないので比較になっていない部分もあるかもしれませんが何かの参考になれば幸いです