高校の回路の問題で,導線は同電位=電場がないと考えて,計算しますが,どうしてそう言えるのでしょうか. 電流がながれているので,導線にも電場がありそうな気もします.
自分でも受験参考書や,電信,同軸ケーブルの本,量子力学の概説書,物性の本とかひっくりかえしてますが,まとまっていません.
教えていただけないでしょうか.
石さん,こんにちは.NOBU@物理のかぎプロジェクトです.
導線を同電位とするのは近似であり本当は正確ではありません. 実際は導線内にも電場が存在しそのため電流は流れます. ただ実際にテスターなどで導線の抵抗を測って見れば分かる通り 普通導線は抵抗素子などと比べるととても小さな値になります. そのため,導線をあたかも超伝導体のように抵抗ゼロの素子と 扱う近似が有効になります.
もちろん,導線の抵抗も効いてくるようなときはそれを考慮して 計算を進めていかなければなりません.
抵抗測定に用いる4端子法は導線の抵抗の効果がなるべく小さく なるように抵抗を測定する方法だった気がします.調べてみると 良いかもしれません.
NOBU様ありがとうございます.過去ログなどをもとに今,回路のことを考えております.前から気になっていることもあり,氷解させたいので,是非また教えてください.