Re: 質問

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篠原 さんの書込 (2005/08/26(Fri) 19:58)

J=\frac{1}{\rho} F

( J は電流密度, \rho は抵抗率, F は電界) この式は,オームの法則を示しているものなのです.

キルヒホッフの電流則によって,導体に流れている電流と抵抗に流れている電流が等しくなることは保証されます.

仮に,導体と抵抗の断面積が等しければ,導体と抵抗の電流密度 J は等しくなります. 導体の抵抗率は抵抗器の抵抗率よりかなり小さな値となるため,電流密度 J が等しくなるためには,導体内の電界が抵抗内での電界よりかなり小さな値となるはずです.このため,導体内で電荷が電界より受け取るエネルギーは,抵抗内で受け取るエネルギーよりも小さな値となるはずです.

また,導線の距離が長くなった場合,導体内で受け取るエネルギーが確かに大きくなります.この場合は,その導線の距離の長さにより,導体の抵抗を無視できなくなった状態を表しています.