大学で物理を勉強しているsinといいます.
一様な円板(半径a 質量M)が水平面上にあり,その中心を軸に回転できる. 円盤の中心にいる虫(質量m)が初速度0で中心から直径aの円を描いて中心に戻るとき,円盤はどれくらい回転しているか? という問題があったのですが…
虫の回転角をθ,その反作用での円板の回転角をΦとおいて,円板の回転中心から虫までの距離をrとおく. 全角運動量は,
初期条件L=0を代入して,θの変化を 〜 として,Φの変化をみて,
と計算したのですが,解答とは違いました. でも計算は間違っていないし,考え方も違っていないと思っているのですが…. 間の計算などの詳細は,必要ならばまた記述します. なにがいけないのでしょう?教えてください.
僕の解答が間違っていて,以下に記載する解答が合っている場合, ?の式から積分を実行して,答えにたどり着くまでの積分の経緯(積分の置換の方法とかだけでも…)を一緒に教えていただけるとうれしいです.
本当の解答の詳細を掲載しておきます. (僕の解答ではなく,この問題の本当の解答です.)
円板の水平面上に直径を通る軸をとり,虫の位置を,軸からの距離Rと軸とのなす角θであらわす. 全角運動量は
虫の直径aの円の軌跡の中心から円板の中心へ向かう線分と,軌跡の中心から虫の位置までの線分のなす角をφとする. θとRをそれぞれ,Φとφであらわし,Lを書き換える.
・・・? ?を0〜2πの積分として実行して,
あなたの解答も「本当の解答」もどちらも間違っています. 虫の質量 m が非常に小さい場合は,円盤はほとんど回転しないので,Φ は 0 に近づくはずですが,どちらの解答も m→0 のとき 0 には近づきません. 特に,「本当の解答」で Φ が定数になっているのはおかしいと思います. あなたの解答と「本当の解答」は,角度の取り方が違いますが,途中までは一致しているようです. あなたの解答の積分の式で θ を π/2-φ/2 で置き換えて φ で微分すると,「本当の解答」の?式の符号を変えたものになるからです.符号が変わるのは Φ の向きの取り方が違うためです.
回答ありがとうございます. たしかに,m→0でΦ→0でないのは,おかしいですね…. 気づきませんでした. この問題を考えたとき,この解答のやり方しか思いつかず, 自分が解いたものの何が違うのかまったくわからないのですが…. 正しい答えを導くには, どのような指針で解いていったらよいのでしょう?
積分で表すところまでは合っていると思います. m=0 のときの積分値は明らかに 0 になることがわかりますが,あなたの計算結果を用いれば π になってしまいます.つまり積分の計算が間違っているということです.