はじめまして. わたしはエンジニアなのですが, 会社で簡単な伝熱計算のプログラムを作る必要があり, その前段で偏微分方程式の勉強をしています.
2次元のポアソン方程式の解法を教えていただけないでしょうか. 差分法で計算した結果(プログラム)と, 解析解があっていることを確かめようとして, 簡単な問題の解析解を作ろうとしたところ, どうやって解けばいいかわかりません.
問題としては,2次元xy平面(極座標でもいいです)で Δu=k(kは定数) 境界条件 x=0,x=y=Lそれぞれu'=0(断熱条件) y=0u=T
物理的には一様な発熱を受けて, 1辺の温度が決定している場合の板(周囲は断熱)の定常温度分布です (のつもりです).
直観的には距離の2乗で増加するような解になるような気がしますが, 解析的な厳密解はどうやって解けばいいのか行き詰っています. どなたか,ヒントや参考書など教えていただければ幸いです.
どうもはじめまして.ところで,解析解は調べて分かれば良いと思うのですが,駄目ですか?微分方程式を解く必要がよく理解できません.
解を変数分離形にしたらダメですか?
おこめさん 回答ありがとうございました. 調べても良いと思っています. 実際,いくつかの本をあたって見ましたが, 私にはレベルが高く,”この問題そのもの”の実例を見つけられませんでした. (あるいは,簡単に応用できるのかもしれませんが,私にはよくわかりませんでした).
一応神辺「偏微分方程式」,今村「物理とグリーン関数」は目を通しましたが, 私には難解でわかりませんでした.
Johさんへの回答にあるような,式をいじくりまわしたレベルでストップしています.
申し遅れましたが,大学で物理をやっていましたが, 既に卒業して10年間たち,その間無縁でした.
Johさん ご回答ありがとうございました.
以下のような考えで計算してみましたが,どうもよく理解できていないところがあります. レベルの低さをさらけ出すようで恥ずかしいですが,ご笑覧ください.
問題を,2次元極座標r,θとして, 境界条件を, r=Lでu'=0 r=0でu=T と変えてみます. (中心の温度決定,円盤の面に均一入熱したときの定常温度分布)
対称性から,u(r,θ)=u(r)
変数分離で (1/r)(ru')'=k rで1回積分して ru'=(k/2)r^2+C1C1は積分定数 u'=(k/2)r+C1/r (境界条件から第2項が決定できるか,ちょっと保留して,そのまま積分をもう1回) u=(k/4)r^2+C1ln(r)+C2
ここで, r=Lでu'=0とするとC1=-(k/2)L^2 r=0でu=TとするとC1が発散 境界条件の決め方がおかしいのでしょうか?
簡単な物理モデルなので,難しい方法(私にとって)をつかわず解けないかと思ったのですが・・・.
どうかアドバイスなどいただければと思います.
最初,ヘルムホルツ方程式と勘違いしまして,変数分離形で, すぐにベッセル方程式になると思って,上の書き込みをしたんですが, ポアソンですものね.失礼いたしました.
>u=(k/4)r^2+C1ln(r)+C2
ここまでは合っていると思います.
下の方の境界条件をr=r1としておいて(二重円筒のモデル), 内側の管をすごく細いことにしたらダメでしょうか? 昔,二重円筒管のモデルで研究をしていたんですが, r=0は特異点として扱っていました.私も,よくわかりません.
>問題を,2次元極座標r,θとして, >境界条件を, >r=Lでu'=0 >r=0でu=T >と変えてみます. >(中心の温度決定,円盤の面に均一入熱したときの定常温度分布)
この境界条件をみたす解は存在しないと思います. つまり,物理的な解釈としては,円盤の周囲を断熱境界条件にして 円盤の面に均一入熱したとき,定常解は存在しないということです.