積分原理におけるLagrange関数のイメージ

積分原理におけるLagrange関数のイメージ

美智代 さんの書込 (2005/06/11(Sat) 00:25)

初めて投稿します.物理(系)学科卒の知識レベルです.

物理現象で軌跡を求める考え方として「積分原理」がありますが, 例えば光路を求める場合,

I=\int_{t(\bf x_1)}^{t(\bf x_2)}\frac{c_0}{n({\bf x}(t))}dt

という積分 I が停留値をとる {\bf x}(t) が求める解ですよね( c_0 :真空中での光速度, n :屈折率).

この積分原理が表現していることは,「光学的経路長が停留値(まあ最小値ですね)をとる経路が実現される」ということで, 被積分関数が意味していることをイメージするのはとても容易です.

これに対して,力学系の場合,

I=\int_{t_1}^{t_2}(T-U)dt

という積分を考えるわけですが,こちらは光路の場合と違って,「 T-U の時間積分」が何を意味しているのかが私には直感的にイメージできません.どのようなイメージをもてば,「なるほど,これが停留値をとる経路は確かにちょっと特別な経路だな」と腑に落ちるでしょうか.

Re: 積分原理におけるLagrange関数のイメージ

CO さんのレス (2005/06/12(Sun) 14:59)

こんにちは,美智代さん.

ご質問の件ですが,「物理数学の直感的方法」(長沼伸一郎)の解析力学@第10章に詳しく書かれています.光学的経路長のような具体的なイメージが得られるかどうかは分かりませんが,読んでみると参考になると思います. :)

Re: 積分原理におけるLagrange関数のイメージ

美智代 さんのレス (2005/06/14(Tue) 23:15)

ヒントを頂き,どうもありがとうございました. 今日,書店で立ち読み(^^;してきました.とても参考になりました.