大気圧について

大気圧について

ゆーこ さんの書込 (2004/11/25(Thu) 15:48)

初めて書かせていただきます. 塾で講師をしています.

大気圧は人間にもかかっているはずなのに,普段生活していて感じないのはなぜでしょうか?理論的に教えてください.

Re: 大気圧について

やかん さんのレス (2004/11/25(Thu) 17:09)

ゆーこさん,はじめまして. なかなか,感じる,感じないということを 科学的(医学的にも),定量的に示すというのは 難しいですよね.病院の外来患者さんが”おなかが痛い”というと 一生懸命病気がないかどうか調べますが,原因もはっきりしないし, 薬も効かない事があります.まあ,そういう人はそれで致命的になることは 少ないんですけど(病気の見落としがない限り・・). ちゃんとしたご質問に対して,なんとなく文学的表現で煙に巻くような 事はいやなのですが,まあ,しいて言えば,生まれたときから大気圧,重力の影響を 受けているので,意識していない,ということでしょうか.大きくなってからあとでも 緩助な変化に関しては,人間の感覚は結構鈍感ですね.例えば私,最近20年ぶりに子どもと剣道を再開したのですが,昔は体当たりされて,グラグラッとくることが多かったのに,最近はちょっと当たっただけで相手がグラグラッ!これは決して上達したわけではありません.いつのまにか私の体重が恐ろしく増えていたのですね.感じなかったけどなあ・・.運動量=mv

Re: 大気圧について

やかん さんのレス (2004/11/25(Thu) 18:49)

すいません. 緩助→緩徐でした.

Re: 大気圧について

崎間@管理人 さんのレス (2004/11/25(Thu) 20:55)

> なかなか,感じる,感じないということを科学的(医学的にも), > 定量的に示すというのは難しいですよね.

確かにそうですね.感覚は難しそうです.

> 普段生活していて感じないのはなぜでしょうか?

つり合っているから,と考えてはどうでしょう.つり合いが崩れたとき,たとえば飛行機に乗って外気圧が急に変化すると,耳がキーンとなって気圧変化に勘づきます.また,重力もそうです.直立している場合は体重は骨格で支えられている,つまりつり合いに近い状態のため,それほど重力のせいで疲れたりしませんが,両手をまっすぐ伸ばしているとすぐに疲れてしまいます.

Re: 大気圧について

やかん さんのレス (2004/11/26(Fri) 00:28)

>つり合いが崩れたとき,たとえば飛行機に乗って外気圧が急に変化すると,耳がキーンとなって気圧変化に勘づきます.

あっ,管理人さん,そうだ,そうですよ,普段生活していても大気圧(正確には大気圧の急激な変化)は,ちゃんと感じてますね!これは鼓膜の外と中で,大気圧差が生じ,鼓膜が低圧側に張って,聴力に影響を与えるためです.人間はうまくできていて,のどの奥(いつも外気圧と同じ)と鼓膜の内側(中耳と言います)を等圧にするための管(耳管)があり,つばを飲むと開いて,等圧になります.この管は特に子供では短いため,のどの炎症が管から中耳に入ると中耳炎となったりします.

Re: 大気圧について

おこめ さんのレス (2004/11/26(Fri) 01:01)

なんか最近現実的な問題の書き込みが多いですね.こんな問題は本当は物理の問題ではなくて,生物や実際にモノを作る人たちの問題でしょうね.物理の問題っていうのはもっと理想化,単純化されたものですから.同じ原理でも繰り返し,組み合わせで極めて複雑な問題になってしまいます.今回の場合の難しさは僕たちの体がどのようにモノを知覚しているのかという部分を含んでいることにあると思います.もしまじめに物理的に扱うのであればそのような部分(神経の物性的な性質など)から考えないとだめだと思います.また個人によってその感覚のバラつきがあるのならば・・・

あー,どんどん物理の問題から離れてしまいますね.僕のこの問題に対する意見でした.ゆーこさんも問題をもっと理想化して,どんな物理的現象に関連があるのかまで整理してから質問した方がいいと思いますよ.ホントに >大気圧は人間にもかかっているはずなのに,普段生活していて感じないのはなぜでしょうか?理論的に教えてください.

としか考えていなかったら小学生の質問と大差ありません.まずこの場合,考える対象がヒトという複雑なものだということに気付かないといけないと思います.

ほんとこんなつまらないことばっかり書いてすみません.やかんさんみたいにうまく書く事ができません.たんなるいやみを言っているみたいになってしまいます. あーあ,僕ってばだめだめだ

Re: 大気圧について

Goodluck さんのレス (2004/11/26(Fri) 09:09)

ゆーこさん初めまして.

当たり前というか普段気にも留めない事にも沢山不思議なことはありますよね, 私もお風呂に入る時いつもこの水の動きがどうのとかぼへーっと考えてること多かったりします(おかしい人なのかも…) さて,本題に移りまして.私なりになぜ?を考えてみました. おこめさんも指摘されてますが感覚というものと気圧というものはまた別の物理現象ですゆえ今回は気圧と言うものに絞って考えてみたいと思います. 物理学(特にこちらの物の考え方の基本は,ですが)というのは世界を知るには物事を細分化してその最小の物の組み合わせから世界はできている.(還元論とかいうものです.)それで物理学では積分とか微分の考え方が多用されております.これは哲学を加味してくるのであまり深く立ち入らないことにしましょう.さておき,物理学的にいうと気圧というのは圧力の一種であると思います.圧力というのはP(プレッシャー(圧力))=F(フォース(力))/A(エリア(面積))という式で表されます.で,このフォースというのが大きくなるとプレッシャーも大きくなるわけですし,エリアが小さくなってもやはりプレッシャーが大きくなります.さて我々の体を見てみます.そうすると細胞という単位で我々の体は構成されております.その細胞と大気との境界を考察する言う形に題意は置きかえれると考えます.では細胞というのは主に何でできているのか?それは水であります.我々の体は殆ど水です.ここで袋に入った水に置き換えて見たいと思います.気圧としての外圧と水の流体としての内圧が等しいから特に我々の体(この場合は細胞)には何も起こらない.これが私なりに考えた答えです.後細胞に関してはこのhpを参考にするのがいいかなと思います. http://www.tmd.ac.jp/artsci/biol/textbook/celltop.htm 周りの気圧が下がると細胞は破裂します.内側の圧力が大きくなるからです. そして圧力が上がりすぎてもやはり細胞は破裂します外からの力でつぶされてしまうからです.ただ,この考え方では温度を含んでいませんので有用にはならないかもしれません.また長く書いてしまったので誰か他の人の指摘を待ちたいと思います.

Re: 大気圧について

やかん さんのレス (2004/11/26(Fri) 22:10)

>おこめさん >やかんさんみたいにうまく書く事ができません. とんでもありませんよ.私こそ”中耳炎”(?!)とか良く脱線するので 書いてから,”まじい”と思うことが良くあります. やはり,おこめさんや物理を現役で専門にやられている方は 学問に対する真摯さ,厳しさのようなものが感じられて やはり一味違うな,と思います.

Re: 大気圧について

ゆーこ さんのレス (2004/11/26(Fri) 23:05)

みなさんレス本当にありがとうございます.

やかんさんを始め,物理分野以外の質問をしてしまい申し訳ありませんでした.教科書を見て,教えてたのが圧力内の気圧分野だったため物理範囲だと勘違いしてしまいました.

Re: 大気圧について

CO さんのレス (2004/11/26(Fri) 23:13)

> ゆーこさん > 物理分野以外の質問をしてしまい申し訳ありませんでした.

この掲示板はべつに物理専用掲示板というわけではない(ですよね?)ので,問題ないと思いますよ. 質問自体もべつに物理から外れていたとは思いませんです.

Re: 大気圧について

崎間@管理人 さんのレス (2004/11/27(Sat) 23:34)

> 物理専用掲示板というわけではない(ですよね?)

もっちろんです! 大変興味深い話題でした.