フェルマーの最終定理を,エクセルで証明して見よう.

フェルマーの最終定理を,エクセルで証明して見よう.

catbird さんの書込 (2010/02/07(Sun) 01:16)

フェルマーの最終定理は,nが2より大きい自然数であればXn+Yn=Znを満たす,自然数X,Y,Zは存在しないと言う内容です.n=2の時,3×3+4×4=5×5が存在する.しかし,n=>3なら数式を満たす自然数はない.エクセルを使って,理由を説明する.シート?のA列に1・2・3・4・5・・・27と入力する.B列にはA列を1乗する式(B1=A1等),C列には2乗する式(C1=|634b007977611e556bb450c0e3a14b08|1×B1等),D列には3乗する式(D1=|634b007977611e556bb450c0e3a14b08|1×C3等),・・・・K列には10乗する式(K1=|634b007977611e556bb450c0e3a14b08|1×J1等)を入力する.1の1乗から27の10乗までの数値が出た.シート?のC列(2乗列)をシート?のA列に貼り付ける.B列はA列の前後数値の差を計算する式(B1=1B2=A2−A1B3=A3−A2等)を入力する.更に,C欄にB列の前後数値の差を計算する式(C1=1C2=B2−B1C3=B3−B2等1行目は常に1)を入力する.C列は1・2・2・2・2・・と2が続く.シート?のD列(3乗列)を別シートのA列に貼り付ける.A列の差額を求める式をB列に,B列の差額を求める式をC列に,C列の差額を求める式をD列に(1行目は常に1)入力する.D列は1・5・6・6・6・6・・・と以後6が続く.同様に4乗列は差額を求める計算を4回繰り返すと,E列に1・12・23・24・24・24・・・と24が続く.10乗列は10回繰り返しで1・1014・48854・504046・1814400・3124754・3579946・3627786・3628799・3628800・3628800・・と3628800が続く.10乗した数は,この数値(基数とする)を何倍かして足せば表せる.他の乗の場合も同じ.何倍すれば良いか計算する表を,作成する.新シート(累計シート)の1行目は全て1を入力する(A列からM列).2行目は1行目の累計を計算する式(A2=1B2=SUM($A1:B1)C2=SUM($A1:C1)等M列まで)を入力する.2行目は1・2・3・4・・13となる.3行目は2行目の累計を計算する式(A3=1B3=SUM($A2:B2)C3=SUM($A2:C2)等)を入力する.3行目は1・3・6・10・15・21・・・91となる.4行目で3行目の累計を計算すると,1・4・10・20・35・56・・・455となる.11行目は1・11・66・286・・・646646となる.(これ以上はエクセル限界の為使わない)2乗の数値を求める.2乗の場合1と2を何倍かして足す.新シートのA1に1を,A2に2を入力する.累計シート2行目(1・2・3・4・・13)をB1から貼り付ける.累計シート3行目(1・3・6・10・15・21・・・78)C2から貼り付ける.例えば,E列は4を2乗した値です.1×4+2×6=16=4×4です.3乗の場合は,A1に1,A2に5,A3に6(3乗の差額を求めたシートより)を入力する.累計シート3行目(1・3・6・・91)をB1から,同じく3行目をC2から貼り付ける.累計シートの4行目(1・4・10・20・・・286)をD3から貼り付ける.例えば,I列は8を3乗した値です.1×36+5×28+6×56=512=8×8×8です.4乗はA列に1・12・23・24と入力し,累計シート4行目(1・4・10・20・・・364)をB1・C2・D3から,5行目(1・5・15・35・・715)をE4から貼り付ける.5乗は1・27・93・119・120をA列に入力し,累計シートの5行目を,1から119の行に一列づつずらして貼り付ける.120の列には6行目を一列ずらして貼り付ける.ルールは次の乗になると,その乗の差額を求めたシートで同数値が連続する列の値をA列に貼り付け,それぞれの行に累計シートの次行を1列づつずらして貼り付け,同数値が連続する数値行には,累計シートの次の行を1列ずらして貼り付けることだ.10乗目のA列には上記の1・1014・48854・504046・1814400・3124754・3579946・3627786・3628799・3628800を貼り付ける.累計シートの10行目(1・10・55・22・715・・・293930)をB1・C2・D3・E4・F5・G6・H7・I8・J9から貼り付け,11行目(1・11・66・286)をK10から貼り付ける.K列は10の10乗の数値で1×48620+1014×24310+48854×11440+504046×5005+1814400×2002+3124754×715+3579946×220+3627786×55+3628799×10+3628800×1=10000000000=10×10×10×10×10×10×10×10×10×10です.フェルマーの最終定理とは,何列目と何列目かを足せば何列目かになるかである.列は累計シート10行目を逆にした数列で,等差数列では無く,ある列とある列の基数の数を足しても,他列におけるそれぞれの基数の数とはならない.10乗の基数は1・1014・48854・504046・1814400・3124754・3579946・3627786・3628799・3628800である.1+3628799=1014+3627786=48854+3579946=504046+3124754=1814400+1814400=3628800となる.端から足して行けば,連続する数値(10乗で言えば3628800)になる.何乗の表でも同じです.列と列の基数の数を足して,足すと連続する数値になる基数同士の数が同じになるなら,全体は連続する数値の倍数となり,フェルマーの最終定理に反する可能性もある.しかし,10乗表の列は累計シートの10行目を逆にした数列となっている.小さい基数の方が多く,全体は3628800の倍数にはならない.では,基数が他の基数の倍数になっている場合は考えられるか.2乗の場合,基数は1と2で全ての基数が倍数の関係にある為,3×3+4×4=1×3+2×3+1×4+2×6=1×5+2×10=5×5となる場合がある.しかし,3乗以上の場合,全ての基数が倍数の関係にある場合はない.従って,nが2より大きい自然数であればXn+Yn=Znを満たす,自然数X,Y,Zは存在しません.