重積分

重積分

asdf さんの書込 (2010/01/31(Sun) 20:32)

I&=\iint_S x^2dydz+y^2dzdx+z^2dxdy\\S&=\{(x,y,z)|(x-a)^2+(y-b)^2+(z-c)^2=R^2\}, R>0

で,Iを求めよ.

という問題です.

まず, s=x-a,t=y-b,u=z-c とおき,Iに代入して,ストークスの定理を用いて, \iiint_V\{2(s+a)+2(t+b)+2(u+c)\}dsdtdu とし, s=r\sin\theta\cos\phi,t=r\sin\theta\sin\phi,u=r\cos\theta と変数変換をして求めようと思ったのですが,どうしても計算が合いません. ( \phi:0 \to 2\pi, \theta:0 \to \pi, r:0 \to R )

答えは, \frac{8}{3}\pi R^3(a+b+c) です.

やり方が間違っているのでしょうか?それとも計算ミスでしょうか. ご教授お願いします.

Re: 重積分

山旅人 さんのレス (2010/01/31(Sun) 21:16)

> それとも計算ミスでしょうか. ええ,そのようですね.

与式=2∫ v (s+t+u)dsdtdu+2(a+b+c)∫ v dsdtdu ← ここまで OK. 第1項は対称性により 0,第2項の積分部分は半径 R の球の体積.よって 「答え」の結果を得ます.(ストークスの定理ではなく,ガウスの定理ですね)

Re: 重積分

asdf さんのレス (2010/01/31(Sun) 22:19)

ありがとうございます. 本当ですね.打ちミスっていました. ガウスの定理ですね.

なぜ,第一項が対称性により0になるのでしょうか?

Re: 重積分

山旅人 さんのレス (2010/01/31(Sun) 22:33)

> なぜ,第一項が対称性により0になるのでしょうか?

V:{(s,t,u)|s 2 +t 2 +u 2 ≦R 2 } は,原点中心,半径 R の球の表面及び内部ですから, (s 0 ,t 0 ,u 0 )∈V のとき (−s 0 ,−t 0 ,−u 0 )∈V ですね.よって足し合わせれば 0 になります.

Re: 重積分

asdf さんのレス (2010/01/31(Sun) 22:43)

なるほど.本当はこんなにも簡単に計算できるんですね. 一応,もう一度極座標においてやってみたら確かに0になりました.

ありがとうございました.