タイムマシーンのあれこれ

タイムマシーンのあれこれ

ひじき さんの書込 (2009/10/18(Sun) 01:54)

初めまして.ひじきです.ふと浮かんだ考えに対して意見を頂けたらと思います.

テーマ タイムマシーン

相対性理論の本を読むと,光に近い速度で移動すれば未来へ行く事が可能である,といった趣旨のことが書かれていますが,はたして本当にそうでしょうか.スペースシャトルの乗組員は計算上僅かに未来へ行ったことになります.しかし,彼らは未来の自分達の姿を見たわけではありません.たとえ高速度移動によって1年先の未来へ行っても,自分自身がその未来時代の自分となるのです.

ヒトは細かく見ると原子の集合体です.それを構成する電子など細部は非常に速い運動をしています.今,あるヒトが光速度近くで宇宙を飛んでいるとします.相対性理論の大原則にあらゆる物質は光速度を超えないとあるため,このヒトが光速度に近付く程身体活動が原子レベルでゆっくりになります.本人が知覚出来るかどうかに関わらず脳も心臓もそのヒト全てが「地球上の我々」から見てゆっくりとなります. これこそ未来へ行くことの正体ではないでしょうか.身体活動がゆっくりになる,即ち我々から見て「寿命が延びる」のです.こう考えれば未来の自分に会えないことも納得できます.未来へ行く事はコールドスリープすることと同義になるでしょう. ところで,もしも本当にSF映画のようなタイムスリップをして数年後の未来へ来たとしたら,そしてタイムマシーンが壊れてしまったら.まずその時代の自分あるいは自分が居た形跡を探すべきでしよう.なぜなら,もし自分が見つかればそれは何の努力をしなくても100%過去へ帰ることが出来たことを示すからです.パラレルワールドでなければですが・・.

私は専門が体育なので相対性理論の解釈が間違っているかもしれません.少なくとも寿命が延びるという概念だけ伝わればよいです.

Re: タイムマシーンのあれこれ

Yokkun さんのレス (2009/10/18(Sun) 20:28)

>・・・これこそ未来へ行くことの正体ではないでしょうか.

いい線いっていると思います.ただし,問題がひとつあります.

単に地上に対する速さが問題であるならば,スペースシャトルから見ると,逆に地上の人が速さを持っているのですから,地上の人の「身体活動がゆっくりになる」ように見えるのです.双子のパラドックスとよばれる問題ですね.スペースシャトルの乗組員が未来に行くためには,地上に戻らなければならないというのが必須条件です.実は,出発時と到着時の加速運動が,両者の差を絶対的なものにするといえるようです.