特殊相対論のローレンツブーストの式から,運動している物体が縮んで見えたり,運動している時計はゆっくり進むように見えることが分かりますが,実際の物理例には何があるでしょうか.ミューオンの寿命が長くなったように見えて宇宙から地表に届くというのは有名ですが,他の例があったら教えて下さい.また,(工学的な)応用例がありましたらそれも教えて下さい.
特殊相対論,一般相対論の応用例(カーナビは知っています)がありましたらこちらもお願いします.
はじめまして.工学部で相対性理論については詳しく知らないのですが,工学的応用例としてはドップラーレーダを学びました.光のドップラー効果による周波数変位で車や雨粒の速度を測るものです.
はじめまして,レスありがとうございます.ちょっと出かけていましてお返事がおそくなり申し訳ありません.
光のドップラー効果による周波数変異を見るということはもともとの周波数を知っている必要がありますね.ということは,車の色や,雨の”色”を予め知っておくんでしょうね.詳しくは自分で調べてみます.
ドップラーレーダは,ある決まった周波数の電波を発信し,車や雨にあたって反射した電波の周波数を測定するものです. 観測対象が止まっていれば入力周波数と出力周波数(反射された電波の周波数)は等しく,対象が近づいていれば入力より高い出力周波数が得られます. ですから,雨や車の色は(入力周波数に対して透明でなければ)何色であってもよいです.
(訂正)観測対象がレーダに対して止まっていれば,です.
ありがとうございます. なるほど,電磁波を発信して反射波を見ればいいんですね. 周波数のずれのオーダーを概算してみます.