はじめまして.質問があります. 空気抵抗ありの落下運動に関する問題で,ある本では地面から上向きにy軸をとり,質量mの物体に下向きに重力-mg,上向きに空気抵抗-Bv(Bは正の定数)の力が働くとして,運動方程式が, ma=-Bv-mg となっていましたが, ma=-mg-(-Bv) =-mg+Bv ではなぜ駄目なのでしょうか? 初心者なものでよろしくお願いします.
すこし下に(一覧表示で19行ほど),「落下の運動方程式」というタイトルで同様の論議がありますね.ご参考まで.
> 上向きに空気抵抗-Bv(Bは正の定数)の力が働くとして,
問題文の表現が不適切ですね.「空気抵抗」は速さを減らす方向に働くので,速度が正なら「空気抵抗」は負の方向(速さは減少),速度が負なら「空気抵抗」は正の方向(速さは減少)に働きます.つまり, 『 「空気抵抗」は「速度」に対して「逆向き」に作用する. 』 と表現するのが適切であって,座標軸に対して向きを決めるものではありません.
問題文の場合「落下」なので速度は鉛直下向き方向つまりy軸の負の方向を向きます( ).ですから,空気抵抗は鉛直上向き(=正)で大きさは ,つまり, となるわけです.
# もちろん,物体が上昇中でも「空気抵抗」は です.ただし,力は下向きに働いてますよね.
ありがとうございます. 参考にさせていただきます.
わかりやすい解説ありがとうございます. ところで運動方程式の力Fは合力と考えればよろしいのでしょうか? つまり先程の問題より, ma=(-Bv)+(-mg)・・・? と考えればよろしいのでしょうか? 自分の場合,Fは力の差と思っていましたので, -mg>-Bvから, ma=(-mg)−(-Bv)・・・? ?式のようになると思っていました.
> ところで運動方程式の力Fは合力と考えればよろしいのでしょうか?
の は質量 の質点に作用するすべての力の合力です.
ただし,ぞれぞれの力は向き(=符号)を持っていますので,合力の大きさはそれぞれの力の大きさの「和」になるとは限りません.
やすさんへ,ちょいと横から念押しですが, v自体が負の値なのですよ. 「符号つきの力」と「力の大きさ」は違う概念です.
# (追記) # あと,符号つきの重力の値は -mg ですが,重力の大きさは mg です.
> ma=FのFは質量の質点に作用するすべての力の合力です.
なるほどそうなんですか. 基礎がわかっていませんでしたね・・・. 勉強し直します.
ありがとうございました!