空気抵抗ありの落下運動について

空気抵抗ありの落下運動について

やす さんの書込 (2009/08/26(Wed) 08:50)

はじめまして.質問があります. 空気抵抗ありの落下運動に関する問題で,ある本では地面から上向きにy軸をとり,質量mの物体に下向きに重力-mg,上向きに空気抵抗-Bv(Bは正の定数)の力が働くとして,運動方程式が, ma=-Bv-mg となっていましたが, ma=-mg-(-Bv) =-mg+Bv ではなぜ駄目なのでしょうか? 初心者なものでよろしくお願いします.

Re: 空気抵抗ありの落下運動について

mNeji さんのレス (2009/08/26(Wed) 10:38)

すこし下に(一覧表示で19行ほど),「落下の運動方程式」というタイトルで同様の論議がありますね.ご参考まで.

Re: 空気抵抗ありの落下運動について

toorisugari no Hiro さんのレス (2009/08/26(Wed) 10:46)

> 上向きに空気抵抗-Bv(Bは正の定数)の力が働くとして,

問題文の表現が不適切ですね.「空気抵抗」は速さを減らす方向に働くので,速度が正なら「空気抵抗」は負の方向(速さは減少),速度が負なら「空気抵抗」は正の方向(速さは減少)に働きます.つまり, 『 「空気抵抗」は「速度」に対して「逆向き」に作用する. F=-Bv 』 と表現するのが適切であって,座標軸に対して向きを決めるものではありません.

問題文の場合「落下」なので速度は鉛直下向き方向つまりy軸の負の方向を向きます( v<0 ).ですから,空気抵抗は鉛直上向き(=正)で大きさは -Bv ,つまり, -Bv となるわけです.

# もちろん,物体が上昇中でも「空気抵抗」は -Bv です.ただし,力は下向きに働いてますよね.

Re: 空気抵抗ありの落下運動について

やす さんのレス (2009/08/26(Wed) 12:03)

ありがとうございます. 参考にさせていただきます.

Re: 空気抵抗ありの落下運動について

やす さんのレス (2009/08/26(Wed) 12:15)

わかりやすい解説ありがとうございます. ところで運動方程式の力Fは合力と考えればよろしいのでしょうか? つまり先程の問題より, ma=(-Bv)+(-mg)・・・? と考えればよろしいのでしょうか? 自分の場合,Fは力の差と思っていましたので, -mg>-Bvから, ma=(-mg)−(-Bv)・・・? ?式のようになると思っていました.

Re: 空気抵抗ありの落下運動について

toorisugari no Hiro さんのレス (2009/08/26(Wed) 14:25)

> ところで運動方程式の力Fは合力と考えればよろしいのでしょうか?

ma=FF は質量 m の質点に作用するすべての力の合力です.

ただし,ぞれぞれの力は向き(=符号)を持っていますので,合力の大きさはそれぞれの力の大きさの「和」になるとは限りません.

Re: 空気抵抗ありの落下運動について

anon さんのレス (2009/08/26(Wed) 14:32)

やすさんへ,ちょいと横から念押しですが, v自体が負の値なのですよ. 「符号つきの力」と「力の大きさ」は違う概念です.

# (追記) # あと,符号つきの重力の値は -mg ですが,重力の大きさは mg です.

Re: 空気抵抗ありの落下運動について

やす さんのレス (2009/08/26(Wed) 15:51)

> ma=FのFは質量の質点に作用するすべての力の合力です.

なるほどそうなんですか. 基礎がわかっていませんでしたね・・・. 勉強し直します.

ありがとうございました!