高校の教科書では,リンゴにはたらく重力は,地球がリンゴを引く力で, その反作用は,リンゴが地球を引く力.
近接作用の立場では,重力場がリンゴに力を及ぼしているということなのだと思いますが,この場合の反作用は,リンゴが重力場に力を及ぼしている,というのですか?
>この場合の反作用は,リンゴが重力場に力を及ぼしている,というのですか?
リンゴも質量をもっているので,その大きさに応じた「歪み」を周りの空間に与え,それが光速で地球に伝わる・・・という見方を「場への反作用」と表現することがありますが,この場合の「反作用」の意味をそのまま「力」ととると,ちょっとおかしいことになるように思われます.これは「力」という意味をこえた「作用・反作用」の拡張として使っていると思います.周囲の空間に与えた「歪み」が地球に伝わり,その中で地球が本来の力の意味での反作用を受けると解釈できるのではないでしょうか?
徹底した近接作用の立場は,作用の伝達に有限の時間が必要とする立場ですから,相手に届く間は「作用・反作用」はどうなっているの?・・・という時間的なギャップを埋める必要からの意味の拡張と考えられると思います.
ちなみに高校の教科書に載っている「Newton力学」の重力の解釈では,(真空中のNewtonポテンシャルの波動的解釈により)重力の伝播速度は無限大で,遠隔作用である.
>リンゴも質量をもっているので,その大きさに応じた「歪み」を周りの空間に与え,それが光速で地球に伝わる・・・という見方を「場への反作用」と表現することがあります
了解しました. Yokkunさん,トビラ..さん,ありがとうございました.