光電管の陰極に波長5.89*10^-7mの単色光をあてたところ,1.00*10^-5Aの電流が流れた.プランク定数を6.63*10^-34J・s,光の速さを3.00*10^-8m/s,電気素量を1.60*10^-19Cとして,次の問いに答えよ (1)あてた単色光の振動数は何Hzか (2)この単色光の光子1個が持つエネルギーは何Jか (3)1s間に陰極の表面から飛び出した光電子の数は何個か
全然わからないので誰か考え方を教えてください お願いします
波長をλ・光速をc・振動数をν・プランク定数を h ・電気素量を e ・電流を I と表します. まず,振動数 ν は周期 T の逆数になります. 波長を周期で割った値が波の速さ(ここでは光速)になるので, c = λ / T = λν の関係があり,これより, ν = c / λ と求まります.これで(1)が計算できます. 次に,振動数 ν の光子1個のエネルギー E は, E = h ν で計算できます.これで(2)が計算できます. 電流というのは,単位時間当りにある断面を通過する電荷の量です.(導線の場合) 一般的には,電荷量を時間微分したものが電流になります. 電荷は電子が持っていますから,電荷量=電子の数×電気素量(電子1個の電荷量)と言い換えることができます. 電流=1秒当たりの電荷量ですから(1秒間で考えれば,電流=電荷量),電流を電気素量で割れば,1秒間に飛び出した電子の個数 N がわかります. つまり,N = I / e これで(3)が計算できます.
(7/4 解答追加)