円の断面2次モーメントの理論式について教えて下さい.
半径rの場合, I=∫[0,A]y^2 dA が一般式で,dA=x・dy,x=2・r・Cosθより, I=2∫[-r,r]y^2・r・Cosθ dyとなり, y=r・Sinθより, I=2∫[-r,r]r^2・Sin^2θ・r・Cosθ dy
ここからなのですが,θが未知数なのでθの積分に変更したいのですが, どのようにするのでしょうか? 三角関数の積分が分かっていないと思うのですが…
I=2∫[-r,r]r^2・Sin^2θ・r・Cosθ dyに y=r・Sinθより,dy=r・Cosθ dθ を代入して,
I=2∫[-π/2,π/2]r^4・Sin^2θ・Cos^2θ dθ にして,三角関数の公式で整理した後にθで積分すれば,
I=π/4・r^4になる.
回答ありがとうございます. お手数ですが,なぜ, dy=r・Cosθ dθ となるのか教えていただけないでしょうか?
貴殿は円のX軸周りの断面2次モーメントを ハムを例に,X軸方向に千切りした微小面積 の2次モーメントの総和で求めています.
貴殿のx=2・r・Cosθはθの位置での微小面積の【底辺の長さ】です. dyを?ydθを?θと表すべきやも知れませんが,煩雑さを避けて,
dyを微小面積の【高さ】とイメージして下さい. 位置θとθ+dθの間の【高さ】がr・Cosθ dθであることは, 幾何学的形状からも導くことが出来ます.以下に示します.
位置θとθ+dθの間の【円弧の両端を結んだ線分の長さ】は r・dθです.(θの単位は当然,±90度を±π/2ラジアンとする)
【円弧の両端を結んだ線分】の方向は位置θでの半径r方向に法線を成す. この法線方向とY軸の方向を考慮して三角関数を適用すれば, 【高さ】はr・dθ ・Cosθであって,即ち,r・Cosθ dθとなる.
前回述べたy=r・Sinθより,dy=r・Cosθ dθ の間には この式の両辺をθで微分して dy/dθ=r・Cosθだから の説明が抜けていたと理解して頂くのも一方法です.