初めまして

初めまして

ジョン さんの書込 (2009/04/13(Mon) 14:07)

3×3行列の固有ベクトルの問題が途中からわかりません. 元のベクトルは, (6-3-7) (-121) (5-3-6)です.わかりにくい表記ですみません.

固有値は,1,-1,2と出たのですが,

(6-λ-3-7)(x) (-12-λ1)(y)=0 (5-3-6-λ)(Z)

ここに代入して,一般的な式は書けるのですが, 例えば,λ=1の時,5x-3y-7z=0 , -x+y+z=0 , 5x-3y-7z=0 となりますが, こっから,どのように進めて行くのでしょうか?お願いします.

Re: 初めまして

mNeji さんのレス (2009/04/13(Mon) 14:29)

この場合,第1,3式は同一なので,独立な式は2本しかありません.そこで,仮に「x=1」とでも置いて,(y,z)を決めれば,固有値1の固有ベクトルと成りませんか?

規格は別途行えば宜しいかと思います.

Re: 初めまして

ジョン さんのレス (2009/04/13(Mon) 14:36)

仮に置くのは,何でもいいのですか?例えば,z=1でも? また,規格というのは何で必要になるのですか?

Re: 初めまして

ジョン さんのレス (2009/04/13(Mon) 14:45)

すいません.あと気になっちゃって・・・

三元一次方程式 例えば, x+y+3z=5? 2x+3y+z=4? x+6y+3z=9? でも?と?で仮にx=1といて解いてみたのですが,結果的に?の答えに適していませんでした.なんかモヤモヤがとれません.くだらなくてすいません

Re: 初めまして

mNeji さんのレス (2009/04/13(Mon) 15:28)

>仮に置くのは,何でもいいのですか?例えば,z=1でも?

そうだと思います.

>また,規格というのは何で必要になるのですか?

「規格化」の書き損じです.ベクトルの係数倍をしても意味は同じですよね.

>三元一次方程式 >例えば,

はどこから出て来る方程式ですか?

Re: 初めまして

ジョン さんのレス (2009/04/13(Mon) 15:35)

試しに,勝手につくった方程式です.

Re: 初めまして

mNeji さんのレス (2009/04/13(Mon) 17:58)

あくまでも,元の固有値方程式に固有値を代入してえられる連立方程式についての解を求めるのだろうと思います.

Re: 初めまして

ジョン さんのレス (2009/04/13(Mon) 19:57)

何問か問題を解いていったら,理解できました.やっぱり,演習が大事なんですね.ありがとうございました. 次なんですが,

二次元のヘルムホルツ方程式,∇^2φ+λφ=0に対して,極座標表示の下で変数分離を適用し,その動径部分がベッセルの微分方程式となることを示せ.

という問題なんですが,どのような手順で進めていけば良いのでしょうか? いろいろ調べてみたのですが,ペンがすすみません.出来れば,回答お願いいたします.

Re: 初めまして

mNeji さんのレス (2009/04/13(Mon) 20:27)

>何問か問題を解いていったら,理解できました.

これをもって「指力」と言います(笑).

>どのような手順で進めていけば良いのでしょうか?

やはり言われた通りに,φ(x,y)=R(r)T(θ)のようにして,x,yの偏微分をr,θの偏微分に書き換えて行く敷かないのでは?この時に,

r = sqrt(x^2 + y^2) tan(θ) = y/x

などに留意すると,r=f(x,y), θ=g(x,y)と合成関数と見なせますので,xの偏微分について考えると;

\frac{\partial \phi(x,y)}{\partial x} = \frac{\mathrm{d} R(r)}{\mathrm{d}r}\frac{\partial r}{\partial x}T(\theta) +R(r)\frac{\mathrm{d} T(\theta)}{\mathrm{d}\theta}\frac{\partial \theta}{\partial x}

最後の部分に付いては,さらに

\frac{\partial \theta}{\partial x} &= \frac{\mathrm{d} \theta}{\mathrm{d}\tan(\theta)}\frac{\partial \tan(\theta)}{\partial x}\\&=1/\left[\frac{\mathrm{d}\tan(\theta)}{\mathrm{d} \theta}\right]\cdot \frac{\partial \tan(\theta)}{\partial x}

を使えますね.同様に,yについての偏微分も求まります.

同様に,2階の偏微分も計算出来る筈ですね,フ〜.

Re: 初めまして

ジョン さんのレス (2009/04/13(Mon) 21:47)

ありがとうございます.

う〜ん・・・,微分記号にモヤが・・・. 微分記号dとありますが,偏微分記号のδとは意味が違ってくるのでしょうか?

そして,偏微分の結果が,どのようにしたら, ベッセルの微分方程式x^2y''+xy'+(x^2-n^2)y=0となっていくのでしょうか?

Re: 初めまして

ジョン さんのレス (2009/04/13(Mon) 21:53)

ちなみに,δθ/δx=−y(cosθ)^2/x^2 で合っていますか? お手数ですがお願いします.

Re: 初めまして

mNeji さんのレス (2009/04/13(Mon) 23:31)

>微分記号dとありますが,偏微分記号のδとは意味が違ってくるのでしょうか?

物理では,ある独立変数xの関数f(x)の(常)微分は

\frac{\mathrm{d} f(x)}{\mathrm{d} x}

と書く事が多いです.この場合,dは変数でなくて,微分操作をするシンボルという感触だろうと思います.でも,数学系の方々は,通常の「 d 」を用いる様です.

他方,数学・物理で共通して,偏微分記号としては,「∂」が使われています.

「δ」は,関数f(x)に,微小の関数を付ける様な場合;

・関数f(x)の変分=δf(x)

といった使い方があると思いますが,それほど厳密な定義はないと思います.

>そして,偏微分の結果が,どのようにしたら, >ベッセルの微分方程式x^2y''+xy'+(x^2-n^2)y=0となっていくのでしょうか?

先に書いた様に,xの偏微分について考えると;

\frac{\partial \phi(x,y)}{\partial x} = \frac{\mathrm{d} R(r)}{\mathrm{d}r}\frac{\partial r}{\partial x}T(\theta) +R(r)\frac{\mathrm{d} T(\theta)}{\mathrm{d}\theta}\frac{\partial \theta}{\partial x}

ですが,両辺をφ(x,y)=R(r)T(θ)で割ると,右辺は「rだけの関数」と「θだけの関数」の和に成る事が判ります.ですからヘルムホルツ方程式もどうような二つの微分方程式の和になります.従って,それぞれの微分方程式が常数となることがわかります.ここら辺の事情は特殊関数の解説書などをご覧下さい.

>ちなみに,δθ/δx=−y(cosθ)^2/x^2 で合っていますか?

\frac{\partial \theta}{\partial x} &= \frac{\mathrm{d} \theta}{\mathrm{d}\tan(\theta)}\frac{\partial \tan(\theta)}{\partial x}\\  &=1/\left[\frac{\mathrm{d}\tan(\theta)}{\mathrm{d} \theta}\right]\cdot \frac{\partial \tan(\theta)}{\partial x} \\&= \{\cos(\theta)\}^2 \cdot y(-x^{-2})\\&= -\frac{x^2}{r^2} \frac{y}{x^2}\\&= -\frac{\sin(\theta)}{r}

で良いみたいですね.

Re: 初めまして

ジョン さんのレス (2009/04/14(Tue) 00:45)

ご丁寧にありがとうございます.

たしかに,右辺は,rだけの関数+θだけの関数にできました. しかし,この式から,まだベッセルの微分方程式への持っていき方がわかりません. このサイトの変数分離を参考にしたのですが,両辺にdxをかけて積分をしています.しかし,この場合では,この式にdxをかけてしまうと,今までの秩序を崩してしまうのではないでしょうか?長々とわかりにくいかもしれないですが,とりあえず,前に進みたいので,この後の過程を教えてください.お願いします.

Re: 初めまして

ジョン さんのレス (2009/04/14(Tue) 00:49)

さらに追加ですいません. xでの偏微分とyでの偏微分を統合するときは,単にそれぞれを足し合わせれば良いのでしょうか?

Re: 初めまして

mNeji さんのレス (2009/04/14(Tue) 01:41)

>しかし,この式から,まだベッセルの微分方程式への持っていき方がわかりません.

ここから先は細々したことが多いので書き難いのですし,今手元にこの手の解説書をもっていないので説明しようとすると時間が掛かります.

大雑把に言えば,角度の成分の微分方程式の固有値問題を解く事が先で,その次に度半径成分の微分方程式としてベッセルの微分方程式が出て来ると思いました.

従って,ラプラシアンの極座標表現,微分方程式などの参考書をご覧になって,大筋の流れをご理解させることをお勧めします.インターネットでも解説はあるとおもいます.

>xでの偏微分とyでの偏微分を統合するときは,単にそれぞれを足し合わせれば良いのでしょうか?

はい,それで良いと思います.