曲率テンソル

曲率テンソル

ファイル さんの書込 (2009/02/08(Sun) 19:21)

リーマン曲率テンソルのところの話です. 教科書に,「完全に等方な場合には,テンソルPは明らかに計量テンソルγだけで表されるはずである.それゆえ,Pの対称性から,それはλを定数として P_{ijkl}=\lambda(\gamma_{ik}\gamma_{jl}-\gamma_{il}\gamma_{jk}) という形でなければならない.」という記述があったのですが,なぜそう言えるのかが分かりません. 添え字は1から3までで,三次元の曲率テンソルと三次元の計量テンソルです.

曲率テンソルは,計量と計量一階微分,計量二回微分で表されると思いますが,なぜ等方なときは計量と定数だけになるのでしょうか? 例えば,三次元計量 dl^{2}=f(r)dr^{2}+r^{2}d\theta^{2}+r^{2}sin^{2}\theta d\phi^{2} は等方的な計量だと思いますが,この一階微分や二階微分には,rやθが残ると思うんです.