学校の課題で分からなくなったので助けてください.
断熱容器が2つの部屋に仕切られている.各部屋には比熱比κの同種の期待が封入 されており,部屋1は(p1,v1,T1),部屋2は(p2,v2,T2)の状態にあるとする. ただし,p1<p2 (1)仕切りを急に取り外し,十分に時間が経過したときの容器内の圧力,温度p3,T3を求めよ. (2)仕切りが可動式であるとし,両部屋の圧力が等しくなるようにゆっくりと仕切りを動かす.このときの圧力p4および,部屋1の状態v4,T4を求めよ. (3)仕切りを動かす前後での内部エネルギーの変化を求めよ.
まず(1)で,第一法則の式より, δq=du+pdv でdu=Cv dT とdT=pdv+vdpから δq=(R/(1-κ))(pdv+vdp)+pdv=0 なので微分方程式の要領で解くと (R+1-κ/(1-κ))log v=-(R/(1-κ))log p となったので,v3=v1+v2を入れると, p3=(v1+v2)exp(1+(1-κ)R)となってしまい 明らかに右辺と左辺で次元が違っています. 間違いを指摘してください. (2)以降も方針さえ立たないので教えてもらえると助かります.
実際に手を動かしたわけではないので,熱力学をそれなりに勉強した人間の,あくまでもアドバイスととらえてください.
(1)では,"急に"というのがキーワードで,断熱変化を意識したものではと思います.
よって,dQ=0として考えていくべきだと思います. これを出発点として計算を進めていくと,いずれ問題中で明記されている比熱比も使うことになるでしょう.
(2)以降は,ジュール・トムソン効果を考えてほしいのではないかと思います. きっと検索をかければ見つかると思います.
頑張って下さい.
ありがとうございます. dQ=0と置いて出現した微分方程式を 解いたのですが,何度見直しをしても間違いを見つけられません.
dT=pdv+vdp の両辺の次元が異なっているのはおかしいと思います. この式はどのように導かれたのでしょうか?
dT=pdv+vdp は理想気体の状態方程式から導きました
理想気体の状態方程式は pv=nRT なので,nRdT=pdv+vdp になると思います.
確かにdT=pdv+vdpの時点で間違えていました しかしここを直しても,結局答えの指数部分の 値が変わるだけで,やはり右辺の次元が体積 左辺の次元が圧力となってしまいます.
両辺の次元が異なるのは積分定数を無視しているためでしょう. 積分定数を考慮すれば,次元が等しくなるように定数が掛かるはずです.
それはともかくとして,単に δq=0 としたのではいけないと思います. 2つの部分の間には熱のやりとりがあるので δq1+δq2=0 としないといけません.
微分方程式を用いずに,次のように考えることもできます. それぞれの部分の気体の物質量をn1,n2とすると,これは状態方程式から求められます. しきりをはずしても全体の内部エネルギーが保存するので n1cvT1+n2cvT2=(n1+n2)cvT3 が成り立ち,これから温度T3が求められます. また,状態方程式 p3(v1+v2)=(n1+n2)RT3 から圧力P3が求められます.