拡散のことを調べていたら,無次元化ということばが出てきました.
dT/dt=k×d^2T/dx^2 (k:温度伝導率)
上の方程式は一次元の熱伝導方程式ですが,それを無次元化すると,以下のようになると書いてありました.
dT'/dt'=d^2T'/dx'^2 ここで,T'=T/T_0, x'=x/L, t'=kt/L^2 L:代表的長さT_0:基準温度
無次元化というのは,変数や係数についている単位(m^2/sなど)をとるということなんだと思うのですが,なぜそんなことをするのか分かりません.ある物体があって,それの熱伝導を解析するとなったら,当然,単位がmなのかcmなのかは気にしますし,時間も秒なのか分なのかは気になります. 無次元化した方程式で話を進めていくと,どういう点で利点があるのでしょうか?