屈折の法則

屈折の法則

高2リエンリ さんの書込 (2008/12/06(Sat) 14:02)

屈折の法則で媒質1から媒質2に光が入射するとき入射角を?屈折角を?とするとき媒質1に対する媒質2の相対屈折率がsin?/sin?であらわされるんですが媒質1に対するならsin?/sin?じゃないんですか? 屈折の意味もよくわからないんです.教えていただきたいと思っています.

Re: 屈折の法則

mNeji さんのレス (2008/12/07(Sun) 20:04)

高2リエンリさん,初めまして.

(x,y)座標系で,x軸を境にして,上に媒質1,下に媒質2があるとします.第2象限から,y軸に対してθ1の角度で入射して,第4象限へy軸に対してθ2の角度で屈折して行くとします.

入射光の振動周期T,媒質中の伝搬速度C1,C2,媒質中の波長λ1,λ2とすると; λ1 = C1*T λ2 = C2*T

今,「ある時刻tにx軸の一点Aにいる波」の包絡線(エンヴェロープ)を考えます.当然,この「包絡線a」上の直線にある波は全て同じ位相をもっています.

また,「ある時刻(t-T)にx軸の一点Aにいる波」の包絡線も,上記の包絡線aと同相です.この包絡線が,T後に,すなわち時刻tに進んだ「包絡線b」とします.この包絡線bとx軸の交点を点Bとします.

繰り返しますが,包絡線aと包絡線bとでは,全て同じ位相を持っています.

次に,点Bから包絡線aに垂線を下ろし,点Cとします. 同様に,点Aから包絡線bに垂線を下ろし,点Dとします.

大雑把に; <pre> +y軸 ↑ C * ∠ACB = π/2

∠BAC = θ1 = 線分BCが+y軸となす角

A * *B →x軸

∠BDA = π/2
∠ABD = θ2 = 線分ADが-y軸となす角

↓ -y軸</pre>

定義より, BC = λ1 = C1*T AD = λ2 = C2*T

作図から BC = AB * sin(θ1) AD = AB * sin(θ2)

よって,比「BC / AD」を取ると

λ1 / λ2 = C1 / C2 = sin(θ1) / sin(θ2)