円柱座標のrotについて質問です. 円柱座標(r,θ,z)において,z軸方向の渦度をあらわす成分は rotの定義より(rot v=∇×v)から計算すると ∂/r∂θ {v(r)}−∂/∂r {v(θ)} となったのですが,実際のテキストの記述を見ると ∂/r∂θ {v(r)}−∂/∂r {v(θ)}+v(θ)/r となっていて,自分の計算ではv(θ)/rの項が出てきません. なぜでしょうか・・・. 回答お願いします.
どのように計算されたのでしょうか? 間違った計算の結果だけ示されてもわかりません.
ヴェクタの回転演算は直感的でないので泣かされますね.
この,物理かぎしっぽのJohさんが製作中の記事, ・h ttp://hooktail.maxwell.jp/kagi/9221aea3f0060a567695648c9fd6aca2.html は,とてもクールな解説だと思います.
この考え方を今回の問題に適応しますと,z軸に垂直な面内において,ヴェクタVを微小な線積分で一巡して,その微小面積で割ると,rot V]z になると言う事です.
実際に,z=一定のばあい,微小線積分回路ABCDA; 点A(ρ,φ)→点B(ρ+dρ,φ)→点C(ρ+dρ,φ+dφ)→点D(ρ,φ+dφ)→点A(ρ,φ) を計算して,その時の微小面積; dS = dρ・ρdφ で割れば,rot V]z が出ます.
このとき,dρやdφの1次までの近似とし,2次以上の微分は無視します.
また,点B→点Cの積分では,V_φ(ρ+dρ,φ,z)・(ρ+dρ)dφのようにρ依存性が入る事を忘れずに.同様に点D→点Aの積分では,V_φ(ρ,φ+dφ,z)・ρ(-dφ)です.
ここで,速度場を, としたとき, V_φ(ρ,φ,z) :=
だからといって
にはなりません.(符号も違うように思うのですが,定義が違うのでしょうか?)
rotの計算においては,ベクトル成分だけでなく,基底ベクトルの変化の寄与も考慮に入れなければいけません.これを計算するにはストークスの定理を使うか,自然座標系を使うのが普通です.
2次元軸座標で
となる4点を考えます.これらを結ぶ「長方形」上での線積分
を計算し,テーラー展開を の一次の項まで実施してみてください.(ストークスの定理の証明と同じ手順です.) ( は長さの次元を持つことに注意してくださいね.ここがみそです.)
# あ,mNejiさんの解説とかぶってましたね.ごめんなさい.
導出できました! みなさんありがとうございますm(_ _)m
> みなさんありがとうございます
どう計算したか手順を書いてくださいな. 他の人の役に立つし,KENさんの次の質問も好感をもって迎えられるでしょう.