(1)方位磁石の赤いほうの針はNとSのどちらに磁化されているのでしょうか?自分はNだと思っていたのですが,それだとNorth PoleなのにS極ってことになりますよね.
(2)物理の教科書で,重力は万有引力と地球の遠心力のベクトル和であるという図がありました.万有引力というのは物体同士が引き合う力で,すべての物体に当てはまると思いますが,重力は天体の万有引力みたいなものなんでしょうか?
(3)タイトルに沿わない質問かもしれませんが. (工学系の学科で)電磁気の分野を勉強していると,クーロンの法則によってプラスの電荷は反発するとか,電流が流れたら磁界ができるとか習いますが,クーロンの法則がどうして成り立つかとか電流が流れたらどうして磁界ができるかというのは勉強するのは非常に難しいことなのでしょうか?物理学科なら習うことなのでしょうか?
digiさん,始めまして.
(2) 重力はその天体の地表にへばりつく物体に加わる外力では?
(3) 難しいと思います.習うというか・・・研究課題では?
digiさん,こんにちは.ミュフ猫さんの補足になります. (1)地球内部の北極側がS極,南極側がN極になってるんですね.だから,磁石のN極は北を向くのです. (2)「重力は万有引力と自転の遠心力のベクトル和である」というとき,「万有引力」はもちろん地上の物体と地球の間のそれを指します.
(1)北極はS極ってことですね?なんでSってつけたんでしょうか・・・?
(2)重力とは,『重力は万有引力と自転の遠心力のベクトル和である』 これでいいでしょうか?
(3)電流が流れたら磁界ができる理由って分かってないのでしょうか?
(1) 確かに, > North PoleなのにS極ってことになります その通りなのですが,次のように考えるとよいのではないでしょうか. 「N極」「S極」という名称は, 地球の北極や南極に付けられた名称ではなくて, 磁石の二つの極のうち「北を向く極」と「南を向く極」に付けられた名称だと考えるわけです.
(3) 物理現象の理由というのはいろいろなレベルで考えられるという話ですよね. 電流が流れたら磁界ができるのはなぜか? 電流は荷電粒子の流れであって,荷電粒子が運動すると磁界ができるから. では,荷電粒子が運動すると磁界ができるのはなぜか? なんて具合ですよね. (ここから先は,私も知りません)
(2)『重力は万有引力と自転の遠心力のベクトル和である』
一般に地上の重力はそのように定義されていることが多いようです. 他に重力に影響するものとして,月や太陽の潮汐力が考えられますが, 自転の遠心力が重力の1/300程度であるのに対して,月や太陽の潮汐力 は重力の一千万分の一のオーダーでしかありません. 一般に天体間の引力を重力ということがありますが,そのような場合 は万有引力と同じ意味と考えてさしつかえないと思います.