無題

無題

誘導起電力 さんの書込 (2008/10/28(Tue) 23:32)

東大物理の問題なんですが. (1)は自分でやってみたところなんとかできました. おそらく答えはvdbxだと思います(理由はAFで誘導された起電力がBEでの起電力に打ち消され,CDの起電力のみが流れるからと思います. 間違ってたらすいません.明日までになんとか仕上げなければいけないのでできれば今日中お願いします.)

問題は次のとおりです. xyz座標をもつ空間に,z方向に向いた磁界がある. 点xyzにおけるその磁束密度は,y,zによらずxに比例し正の数bを用いてbx(Wb/m2乗)であり, 単位時間当たりr(Ω/m)の抵抗をもつ導線がありはしご型回路をつくりy軸に平行にして短辺3辺AF,BE,CDをとりx軸並行に長編AC,FDをとるときBC=DE=2dAB=EF=AF=BE=CD=dである

このときx軸方向に外力Fを加え引っ張ったところ,一定速度vで動くようになった.電磁誘導による電流の作る磁界の影響は無視できるものとする

(1)正方形ABEFAに誘導される起電力V1を求めよ.

(2)巡回路ABEFAおよび巡回路ACDEBのそれぞれに誘導される起電力V1,V2と 導線AB,BCに流れる電流I1,I2との間の2つの関係式それぞれ導け また導線BEを流れる電流をb d r v を用いてあらわせ

(3)もあるのですが,とりあえず(2)までお願いします.

Re: 無題

yokkun831 さんのレス (2008/10/29(Wed) 10:12)

こんにちは.とりあえず,次のような方針でいかがでしょうか?

(i) AFの位置xとするとき,AF・BE・CDに生じる起電力を 磁場を横切る導体棒に生じる起電力V=vBL の公式で求めます. (ii) V1=V(BE)-V(AF),V2=V(CD)-V(BE)によって巡回路の起電力を得ます. (iii) キルヒホッフの法則によって,I1,I2の連立方程式をたてます. (iv) 連立方程式を解いて,I(E→B)=I2-I1 を得ます.

Re: 無題

mNeji さんのレス (2008/10/29(Wed) 12:28)

>(1)正方形ABEFAに誘導される起電力V1を求めよ.

に付いて,別解を考えます:電磁誘導として取り扱ってみます.

在る時刻tに,点Aのx軸の位置は題意より

X(t) = vt  + x_0

とします.此処で x_0 初期位置です.また,ある地点(x,y)での磁束密度は,

\vec B(x,y,z) = bx\vec e_z

この時刻tのときに,正方形ABEFAを貫く磁束 \Psi_{\mathrm{ABEFA}} は,

\Psi_{\mathrm{ABEFA}} &= \int_{x=X(t)}^{x=X(t)+d}\int_{y=0}^{y=d}\vec B(x,y,z) \cdot \vec e_z \mathrm{d}x \mathrm{d}y\\&=\int_{x=X(t)}^{x=X(t)+d}bx  \mathrm{d}x\int_{y=0}^{y=d} \mathrm{d}y\\&= \frac{b}{2}\left[x^2\right]_{x=X(t)}^{x=X(t)+d}\cdot d

により求められます.電磁誘導の式から,この時間についての偏微分が起電力となりますので,この回路の電流を出せますね.