プランクの分布について

プランクの分布について

ジュード さんの書込 (2008/10/11(Sat) 00:28)

こんばんは.大学で化学を専攻しているジュードといいます. プランクの分布の式についてですが,この式は,状態密度の式8πν^2dν/c^3とフォトンの平均エネルギー<ε>=hν/(exp(hν/kt)-1)の積で表されるているのは,理解できていると思うのですが,上記の平均エネルギーの式は零点エネルギー1/2hνを省いていますよね?ε=hν(n+1/2)とし,規格化したボルツマン因子を用いて平均エネルギーを計算すると,<ε'>=hν/(exp(hν/kt)-1)+1/2hνとなりました.すると,この<ε'>は,増加する関数になってしまってプランクの分布に山が出来ないと思うのですが,なぜ一般の本では,零点エネルギーを省くのでしょうか?

Re: プランクの分布について

mNeji さんのレス (2008/10/13(Mon) 02:46)

ジュードさん,初めまして.

自分の推測をコメントをします;

粒子系の場合,絶対温度がゼロであっても,粒子の存在が消滅しませんね.でも熱平衡の基に生じる電磁波では,壁が絶対温度ゼロになれば,電場も磁場も生成されず,したがって,零点エネルギもカウント出来ないのではないでしょうか.

〜〜〜〜 この分野にお詳しい方のご助言を期待します.