一次元の調和振動子

一次元の調和振動子

snow さんの書込 (2008/10/05(Sun) 17:09)

一次元の調和振動子のシュレーディンガー方程式を変形して

\frac{d^2\psi}{d\xi^2}+(\varepsilon-\xi^2)\psi=0

となった後に \varepsilon が小さいので無視して, \psi は漸近的に exp(\pm \frac{1}{2} \xi^2) の解を持つらしいのですが,その理由がわかりません. 普通に解くと \psiexp(\pm\xi) を解に持つのでは・・・.

Re: 一次元の調和振動子

なんとなく さんのレス (2008/10/05(Sun) 18:25)

勘違いでしょう.ε<<1として無視すると, d^2ψ/dξ^2-ξ^2ψ=0・・・? ですが,ξは(従属)変数であり,定数ではありません.exp(±1/2ξ^2)は代入してみれば,解であることが分かります(一方,exp(±ξ)は解ではありません). >普通に解く・・・は,線形微分方程式の解法(公式)のことでしょうが,?は非線形ですので,公式は使えません.

Re: 一次元の調和振動子

snow さんのレス (2008/10/05(Sun) 18:54)

あ,本当だ. あほな質問してすみません.

Re: 一次元の調和振動子

toorisugari no Hiro さんのレス (2008/10/06(Mon) 12:29)

> exp(±1/2ξ^2)は代入してみれば,解であることが分かります

\psi=\exp(-\xi^2/2) に対して,一階微分は \frac{\mathrm{d}\psi}{\mathrm{d}\xi}=-\xi \exp(-\xi^2/2) ですが,二階微分は \frac{\mathrm{d}^2\psi}{\mathrm{d}\xi^2}=(-1+\xi^2) \exp(-\xi^2/2)=(-1+\xi^2)\psi となり,解にはなりません.

しかし,遠方では (-1+\xi^2)\psi \to \xi^2\psi と見なせるので,

\frac{\mathrm{d}^2\psi}{\mathrm{d}\xi^2}-\xi^2\psi=0

は漸近的に exp(\pm \frac{1}{2} \xi^2) の解を持つといえます.

Re: 一次元の調和振動子

なんとなく さんのレス (2008/10/06(Mon) 21:55)

>Hiroさん

いや,これはそのとおり,漸近解とすべきでしたね. フォローを有難うございます.