分極電荷

分極電荷

メントス(4年) さんの書込 (2008/08/16(Sat) 15:49)

毎度お世話になります. 自分で答えを出してみたのですが,チェックのほうをよろしくお願いします.

問題 半径が,a,b,c,dの同心球を考える.r>aの領域をA,というふうに決めていき,A,B,C,D,Eの領域を考える.(Eはd<rです.)AとCは導体,BとDは誘電率εの誘電体,Eは真空である.始めに全く電荷の存在しない状態から,導体Cに正の電荷Qを与えた.どこにどれだけの分極電荷が生じるか.

答え 電場は,ガウスの法則より, Eで E_{E}=\frac{Q}{4\pi \epsilon_{0} r^{2}} Dで E_{D}=\frac{Q}{4\pi \epsilon r^{2}} Cは導体中なので0 B,Aは電荷が存在しないので0. よって,Dの領域に電場による分極電荷が生じると考えました. r=dのところで表面分極電荷σが生じるとすると,r=dを挟んだ円柱を考えて \int \epsilon_{0}(E_{E}(d)-E_{D}(d))dS=\int \sigma dS よって, \sigma=(\epsilon -\epsilon_{0})\frac{Q}{4\pi\epsilon d^{2}} になると考えました. r=cのところには,-σが出来ると思います. 領域Bの誘電体には,電場がないため分極は生じません.

あっていますでしょうか?

Re: 分極電荷

yama さんのレス (2008/08/16(Sat) 23:25)

σの値を求めたところまでは合っていると思いますが・・・

>r=cのところには,-σが出来ると思います.

これではDの誘電体全体の電荷が0になりません. 外側(r=d)の面と内側(r=c)の面の面積の違いに注意しましょう.

Re: 分極電荷

メントス(4年) さんのレス (2008/08/17(Sun) 01:06)

凡ミスでした・・・. r=cのところでは, \sigma_{-}=-(\epsilon -\epsilon_{0})\frac{Q}{4\pi\epsilon c^2} が出来ます. あと,導体の領域では,r=cのところに, \sigma^{'}=\frac{Q}{4\pi c^2} の表面電荷が生じていると思いますが,これは真電荷ですから,分極電荷とは言いませんよね?

Re: 分極電荷

yama さんのレス (2008/08/17(Sun) 10:04)

導体の表面電荷は分極電荷とは言えないでしょうね.