星の質量の落ち込みについての質問です. ある論文(英語)を読んでいて,つぎのような式が出てきました. (dM/dt)kin=4πmnr^2Vin=25(M◎/Myr)(n/10^5cm^-3)(r/0.05pc)^2(Vin/km s^-1) (dM/dt)grav=fσ^3/G=240(M◎/Myr)(σ/km s^-1)^3 上の2式は,左辺を見ると質量の時間的変化を表していて,添え字のkinは"kinematic"=運動による時間的質量変化(?),gravは"gravitational"=重力による時間的質量変化の式だと思います. 使われている変数は, M:星の質量 r:spatial extent(空間的な広がり?) n:dencity(密度) Vin:characterristic infall speed(固有の落ち込みの速さ?) σ:velocty dispersion(分散速度)です.ちなみに,M◎は太陽質量,Myrは100万年,pcは"パーセク"=約3.26光年です.fについては, f is a coefficient which depends on the paticular infall model;f=1,f=13, and 29 respectively for "inside-out" collapse for magnetically mediated collapse at the instant t=0 when a point mass starts to form and for "Larson-Penston" collapse at the same instant. と書かれてありますが,意味がよくわかりません. 後の文章を読んでみると,どうも運動による質量変化と重力による変化を比較していて,fがその二つの質量変化の比の形で表されています. この2式の導出について知りたいのですが,これにはこの2式についての導出については書かれていないので,わかりにくい質問内容で恐縮なのですが,とりあえずここまでで何かわかることがありましたら,あるいはこの話について何か知っている人がいましたら,回答お願いします.
spaceさん,全くの素人の推測を書いてみます.
恐らく主系列にいた星が,巨星化するプロセスのモデルを調べれば,ネット上にも多くの資料があるように思いますが.
自分の推測では,星の中心核で水素などの燃料が不足し始めると,星の外殻を保持していた圧力が,重力に逆らえずに収縮し始めて,中心に質量の堆積がはじまる,その質量増加が;(dM/dt)grav=fσ^3/G;の項ではないでしょうか.鍵はσ:velocty dispersion(分散速度)の様ですね.
上のプロセスで,外殻から中心部分に向けて重力落下をする部分は,運動エネルギを増加し,再度重力を振り切って表面4πr^2を通して,速さVinで逃げ出す質量減少が(dM/dt)kin=4πmnr^2Vin のように思えます.「m」は何なのでしょうね.
従って,その星のコア部分の正味の質量時間変化は; dM/dt = (dM/dt)grav - (dM/dt)kin となるのでは?
返答ありがとうございます.私が読んでいる論文ではmが何なのかわからないんですが,まずはmNejiさんの言われた方法で,調べてみます.