腕の振動の問題で,腕を質量m,長さr,底面の半径をaの円柱形の剛体と思って運動方程式を立てるんですけど,円柱の慣性モーメントの計算の仕方がわかりません.助けてください.
質量m,長さrの棒で考えた慣性モーメントと同じです.
面倒でも,慣性モーメントの定義に従って積分を計算してください.
慣性モーメントの計算結果だけなら次のページに記載されていますが,(太さが無視できる)棒の慣性モーメントとは異なっています.
ちょっと早とちりしました. 申し訳ありません. 棒ではなくて円板の回転のイメージが必要ですね.
ありがとうございます.
snowさん
実際に積分をするということで言うと 回転する長方形を重ね合わせていくということになると思います.
前に円板と書きました.それは棒と円柱との違いの出所について私の早とちりを正す意味で書いたものです.積分を実行する立場で言うと円板を重ね合わせるのは適当ではありません.
横から失礼します.
腕の回転の自由度には大きく分けて,2つのモードが有ります.念の為に,説明させて頂きます.
立位で,腕をだらんと下げます.以下では,肘関節は伸ばし切っているとします.
(1)腕の「屈曲・伸展」と「内転・外転」
「前に習え」で腕を上げるのが「屈曲」,そこから腕を戻して行くのが「伸展」です.
また,腕を水平方向に広げるのを「外転」,逆に動かすのを「内転」.
言うならば,腕を棒に例えて,その端点(肩関節)を中心に,長軸の方向を回転する運動と言えます.
(2)腕の「内旋・外旋」
具体的に言えば,立位で「気を付け」をします.仮に右手で考えれば,右手の掌は,右脚の大腿部に面しています.このとき掌を前方に向けるように回転するのを「外旋」と呼びます.逆に回転するのは「内旋」です.
言うならば,腕の長軸の方向は保持して,その代わり長軸廻りに回転する運動です.
〜〜〜〜 実際の運動では,肘や手首の運動も組み合わされるので,大変に複雑になってしまいます.
komagatake さん. 「回転する長方形を重ね合わせていく」ってどういう意味ですか??
snowさん 慣性モーメントは回転軸を指定しないと計算できません. その辺,改めて説明してください.
えっとぉ,円柱のてっぺんが軸だと思います.重心は円柱の真ん中だから,軸から二分のrとこだと思うんですけど・・・. この場合はどうやって計算するんですか??
に書いてる慣性モーメントで計算すると解答と食い違いが・・・.
回転軸を指定するときは, (1)重心を通るか.重心を通らなければ距離いくらか. (2)z軸(円柱の回転対称軸)に平行か (3)z軸に垂直か などを詳しく説明することが必要です.
>軸から二分のrとこだと思うんですけど・・
これは重心を通らないということでしょうか. どの軸に平行ですか.
http://www12.plala.or.jp/ksp/mechanics/inertiaTable1/
ここの円柱のところのx軸方向の慣性モーメントです. これの計算方法を教えてください.
円柱をz軸に垂直な薄い円盤に輪切りします. xじくに平行で円盤の重心を通る慣性モーメントをdIとします. 薄い円盤の厚みをdz,質量をdm,密度をρ,原点からの距離をz とします. (1)dI=(1/2)a^2dm (2)平行軸の定理を使い薄い円盤のx軸に関する慣性モーメントは, dI+dmz^2=((1/2)a^2+z^2)dm dm=πa^2dzρを代入 =((1/2)a^2+z^2)πa^2dzρ
(3)zでz軸方向に積分し,Iを求め, (4)全体の質量Mを代入し,ρを消去
(1)から(4)に従って計算したら答えがしました. 質問なんですけど,(1)は円盤のx軸方向の慣性モーメントだから(1/4)a^2dmになるのではないかと思ったんですけど・・・.
>1)は円盤のx軸方向の慣性モーメントだから(1/4)a^2dmになるのではないかと思ったんですけど・
そのとおりです.直してください.