慣性力について

慣性力について

PHAs さんの書込 (2008/07/19(Sat) 11:13)

lBl l■lA→左図のように水平で滑らかな床の上に,しつりょうM l______l幅Lのはこがあり,箱の中に質量mの小さい物体が __________おかれている. このはこに長さの方向に水平で一定のおおきさのちからFを加えて,はこをうごかした.次の各問いに答えよ.(重力加速度=g,物体とはこの底面の間の静止摩擦係数=μ.) (1)物体が箱に対して静止しているための,力Fcの最大値を求めよ. これはFc=μ.mgであってると思っています.

それで,わからないのが次の問題なのですが,

(2)前門のFcよりも大きい力Fを箱に加えたとき,力を加え始めてから物体が左端Bに達するまでの時間t.を求めよ.ただし,物体とはこの底面との間の動摩擦係数をμとする(μ<μ.).

という問題なんですが,この問題をMとmごとに運動方程式を立てて,(Mの加速度をα,mの加速度をβ)(−β)ーαでMに対するmの相対加速度をだして,

L=0・t+1/2{(−β)ーα}・(t2乗)に代入してtについてといてみたのですが,問題文中の(μ<μ.)を計算途中で使ってないのでどうも引っかかっています.ここはなにか↑意味があるのでしょうか?

ちなみに答えは・・・書きにくいのですが... t=√2LM/μg(M+2m)−2F となったのですが..あっているのでしょうか?

草々

Re: 慣性力について

DIO さんのレス (2008/07/19(Sat) 13:35)

(1)を間違えられています. \mu_0mg というのは静止摩擦力の最大値です.

(2)は考え方は良いように思いますが,答えは間違っていると思います.相対加速度を -\beta-\alpha とされているのが気になります, \alpha,\beta を両方 F の方向を正ととっているなら相対加速度は \beta-\alpha になるはずです.

なお, \mu<\mu_0 は計算過程で出てくることは無いかと思います.これが成立していないとおかしい,というだけです.(1)を考え直して(2)の答えをきちんと出せれば,その意味が分かるかと思います.

Re: 慣性力について

komagatake さんのレス (2008/07/22(Tue) 10:12)

DIOさんがレスを書かれたあと進んでいないようですね.

DIOさんは >(1)を考え直して(2)の答えをきちんと出せれば,その意味が分かるかと思います. と書いておられますが手が付かないままなのではないでしょうか.

PHAsさんは >この問題をMとmごとに運動方程式を立てて,(Mの加速度をα,mの加速度をβ)(−β)ーαでMに対するmの相対加速度をだして,・・・

と書いておられますが運動方程式はきちんと出来ていますか. 相対加速度など考えようとせずにA,Bそれぞれについてきちんと運動方程式を立てて考えてみるといいと思います.式が出来れば普通に解けばいいです.相対加速度はその中で自然に出てきます. 運動方程式を立てることができるというのはA,Bそれぞれがどういう運動をするのかがきちんと分かっているということです.運動のイメージがつかめていないと運動方程式を立てることは出来ません.計算を簡略にする方法として相対運動を考えるというのはその後のことです.箱と物体の床に対する運動を運動方程式で表すという立場であれば慣性力は関係ありません.理解不十分なまま慣れていない方法を使う必要はありません.(質問のタイトルが「慣性力」となっています.こういう問題は慣性力で考えなければいけないと思っておられるように感じました.)

(1)が間違っていると指摘されていますがどうしてだめなのかが分からないのではないでしょうか.運動のイメージが出来ていないことになります.

箱には外力Fが働いていますが物体には摩擦力f以外の力は働いていません.この2つの力で箱と物体のそれぞれが運動します.(箱には摩擦力の反作用も働きます.)

(1)では物体は箱と一体になって運動します.箱に対して静止しているというのは床に対して静止しているというのとは違います. (2)では別々の加速度で運動しています.

違いはこれだけです. (1)ではα=βです.摩擦力は静止摩擦力です. (2)ではα≠βです.摩擦力は運動摩擦力です. この違い以外は同じ式です. 式を立てて解いてみてください.

(1)ではf≦μ.mgという条件からFの条件が決まります.常にF>fが成り立つはずですからF=μ.mgということはありません.

Re: 慣性力について

PHAs さんのレス (2008/07/23(Wed) 13:41)

返答ありがとうございます,そして返信野間が開いてしまったこと申し訳ありません.家のパソコンに親がパスかけててログインできず・・学校からやるしかないもので... たしかに(1)では運動方程式考えずにやっていたのでまちがえてあたりまえでしたね・・(トホホ)

(2)は運動方程式はma=μmg−ma(←が少し不安ですが) Mβ=F−μmg をといてやったら(Texが使いたいが学校からなので時間がない..) t=√2lm/(M+2m)μg−2Fになりました. (ーb)−aだとたしかに√2l/μgとかいう不自然な形になりました

本当に助かりました.ありがとうございます.

(2週間前に物理はじめたばかりなので・・・・・・一応こう3ですが・・ 類型学習時間7・5時間)

草々(いや,本当に時間がないんです)

Re: 慣性力について

komagatake さんのレス (2008/07/23(Wed) 19:44)

>(2)は運動方程式はma=μmg−ma(←が少し不安ですが)

この式はおかしいです.

2つの物体が繋がっている場合の運動の例は教科書の必ず載っていると思います. 紐で繋がっている場合, 後ろの物体が前の物体を押している場合, 小さい物体が大きい物体の上に乗っている場合, ・・・ どれも考え方は同じです. たいていは2つの物体が同じ加速度で動いている場合です. 滑車の両側に質量の異なる物体がぶら下がっている場合というのもあります.

ここでの問題は2つの物体が異なる加速度で運動するのですから少しだけ違います.でも違うのは加速度だけです.

基本的な考え方をきちんと押さえておかないとちょっと表現が変わッただけで立ち往生ということになってしまいます.