ベクトルポテンシャルとゲージ変換

ベクトルポテンシャルとゲージ変換

ダイチ さんの書込 (2008/06/25(Wed) 01:51)

大学3年のダイチといいます

先日の電磁気の講義で,マクスウェル方程式をベクトルポテンシャルを用いて表すことを習いました. その中で,ゲージ変換を行うときにはクーロンゲージやローレンツゲージなど,div Aの値は自由に決めていいということを知りました. このときに,異なるゲージを用いれば,当然結果として出てくる式も異なりますが,これらの式の物理的意味はそれぞれ違ったものになるのでしょうか?

よろしくお願いします.

Re: ベクトルポテンシャルとゲージ変換

DIO さんのレス (2008/06/25(Wed) 10:57)

どのように変換を行っても B,E などには影響しないので(影響しないように A を定めるので),物理的な意味の違いは出てこないはずです.

私も最近ここで教えてもらったばかりなので詳しいことは分からないのですが,,

Re: ベクトルポテンシャルとゲージ変換

nomercy さんのレス (2008/06/25(Wed) 20:23)

>当然結果として出てくる式も異なりますが,

物理量はゲージに依存した形にはならないはずです. もし,ゲージに依存した形になっているならば, それは 「○○ゲージのときにはこのようになる」 と但し書きが付いているはずです.

例: Coulombゲージのときに,超伝導状態における電流密度 j(x) はベクトルポテンシャル A(x) に比例する. (j ∝ A)なので右辺だけ見るとゲージ変換で電流密度が変わってしまうように見える)