高校でのばね振り子の実験で先生が,重りをつけてない時の ばね振り子の周期は,重りをつけてる時の何倍かと聞かれて今そのことで 悩んでいます. 先生のヒントは「ばね定数k,質量mのばねを水平な滑らかな台に置いた時自然長がLであった. 問1,このばねを鉛直につるしたら,いくらの長さになるか求めなさい. 問2,上の結果は,ばね定数k,質量ゼロのばねにいくらの質量の物体をつるした 場合に相当するか?」というのが先生のヒントです. 積分を使うそうです.どうか高校生の自分に教えてください.お願いします.
問1が分かれば問2も分かると思いますので,問1について説明します.
ばねに加わる力とばねの伸びの関係は
となります. ここで は,ばねの自然長に対する伸びの比ですが,ばねの伸びが一様である場合は,ばねの微小部分 に対する伸び の比 も同じになるので
となります. ばねに働く力が一様でなければ,伸びも一様でなくなりますが,それぞれの微小部分にはたらく力を とすると,やはり(1)が成り立つと考えられます.
従って,おもりをつけないばねをつるしたとき,下端から自然長で から までの部分 の伸びを とすると(1)が成り立ちます. このとき はばねの微小部分 にはたらく力ですが,これは下端から自然長で までの部分にはたらく重力に等しく, を用いて表すことができます. これからばね全体の伸び が
で求められます.
あれ? 1/2のfactorがでないですが.... (大雑把にいってばねの重心(L/2)に荷重があるわけですよね.)
が に比例するので積分すれば1/2のfactorが出ると思います.
質問者ではないのですが失礼します 解いてみたのですが,よく分からないことがありまして,,
バネを自然長においてn等分した部分のつり合いの式を考えると, ある部分のバネ定数,バネの伸びをそれぞれ として( がバネの下端)
これより
また, なので
よって
というのが勘でしたが答えがyamaさんの出されたものと同じみたなのであってそうな気がしてます.
自分で書いておいてなんですが何故 が成り立つんでしょうか
ばねを水平に引く場合のように,ばね全体に一様な力 が加わる場合を考えます. このとき,ばね全体について ,n等分した各部分について が成り立ちます. また,各部分の伸びは等しく,その和がばね全体の伸びに等しいので の関係があります. これらの関係式から が導かれます.
なるほど,結局yamaさんがNo.20271のはじめの方で書かれていたことと同じ分けですね. 有り難うございました.
力が一様で無くても とすることでこれが成り立つ,という理解であってますでしょうか