以下のような問題の考え方がこれで合っているのかわかりません.
『直線l上に等間隔に並んだ3点A,B,Cにそれぞれ正の点電荷 が固定して置かれている.十分広くて薄い導体の平板を直線lに対し垂直にしてBCの中点の位置に置いたら,おのおのの点電荷にはどのようなクーロン力がはたらくか』
という問題で,私は導体の電場は0であるから,導体には が生じるので,例えば に働くクーロン力はAB間をaとすると, でいいのでしょうか… どなたかご指導願います(_ _)
残念ながらその式は間違っています.
にはたらく力を求める場合, は無視できます. なぜなら, の側の導体表面に生じる誘導電荷によって の影響が遮蔽され の側には影響が及ばないからです. に影響するのは, と の側の導体表面に生じる誘導電荷 と です.これらの誘導電荷は導体表面に広がって分布していますが, にはたらく力を計算する場合は,鏡像の位置に点電荷として存在しているとみなすことができます. つまり, ,鏡像電荷 ,鏡像電荷 が に及ぼす力を計算すればいいわけです.
従って,えりさんの式の第2,3項は不要で,第4項の は としないといけません.さらに鏡像電荷 からはたらく力を加える必要があります.
丁寧なご指導ありがとうございます!! ということはAにはたらくクーロン力は でいいのでしょうか?
正解です.第1,2項は1つにまとめたほうがいいでしょう.