はじめまして.受験生です.
『空気の変位の大きさが最大になるとき密度の変化分が0』というのが意味不明です・・・.ここでいう密度の変化分というのはどういう意味なのでしょうか? 疎密というのは理解できますが,密度の変化分というのは具体的に何なのでしょうか?
グラフで考えると分かりますが,変位が0の点は疎または密になっています. 変位が最大の点は疎と密の点の中間にあるので,疎でも密でもなく密度は平均値をとります. 平均値は波がないときの密度に等しいので,変位が最大の点の密度は波がない状態の密度からの変化分が0であると言えます.
ありがとうございます.理解できました.
変位が負→0→正と時間変化する点で,変位0となる瞬間に密度の変化分が最大になる(最も密)となる.と書いてあるのですが,これも意味不明でよくわかりません・・・.
もう一つ質問です. y-xグラフからy-tグラフの書き換えはできるのですが, y-tグラフからy-xグラフの書き換えはどうやったらできるのですが? いつもわからないので,そこだけ飛ばしてしまいます・・・
変位が負→0→正と時間変化する点をPとします. Pの変位が0のとき,Pより少し前方の点の変位は負ですが,これはPに向かって変位しているということです.また,Pより少し後方の点の変位は正ですが,これもPに向かって変位していることになります. すなわちPの近くの点がPに向かって集まるように変位することになるので,Pは密になります.
y-tグラフからy-xグラフの書き換えについては,波の進む向きと速さ(または波長)が分かっていないといけません. 簡単のため,原点(x=0)におけるy-tグラフから時刻t=0でのy-xグラフへの書き換えについて考えます. この場合,y-tグラフの式が で表されるとすると波の式は になります.ただし, であり,復号は,波がx軸の正の向きに進むときは−,負の向きに進むときは+をとります. 従って時刻t=0とすると, となるのでこのグラフをかけばいいわけです. 式を用いずに次のように考えることもできます. y-xグラフの周期は波長に等しく,振幅はy-tグラフの振幅に等しくなります. また,y-xグラフのx=0での変位は,y-tグラフのt=0での変位に等しくなります. 波が正(負)の向きに進む場合は,x=0でのy-xグラフの傾きはt=0でのy-tグラフの傾きと正負が反対(同じ)になります. 従ってこれらの条件を満たすようにグラフをかけばいいわけです.