魔法瓶

魔法瓶

力 さんの書込 (2007/12/13(Thu) 21:55)

今はあまり見かけなくなった,鏡の中に熱を閉じ込める魔法瓶.子供のころは光でなくとも〔熱でも〕反射するんだなーと,反射式ストーブの例とあわせて,感覚的にうけ入れていました. ところで,最近よく目にするのは,真空?を利用した二重構造のステンレスポット(水筒)ですが,中を見ると鏡面仕上げにはしていないのですね.磨けば光るステンレスなのに・・・.保温性を向上させるためには有効じゃないの?という疑問がひとつ. それから,私はコーヒーが好きで,そのステンボトルを愛用していますが,内筒の荒い仕上げに,コーヒーがこびりついて洗うのが大変です.メーカーはもっと内部をツルツルにして販売すればいいのにと思いながら・・・内側が黒くなったステンボトルの保温性はどうなのかな?という疑問が・・.

研究機関があるはずのメーカーで気を使っていないのは内部のツルツル仕上げは,手間をかけるほどの値打ちがないということなのでしょうか.

コーヒーはどだいが真っ黒.反射部分に接している液体が黒いなら,色素が反射部分に沈着していても同じこと?←表現がむずかしい・・・.コヒーの保温をするのに,コーヒーが表面にこびりついても,こびりごと保温してる?それとも,保温に内部の色や,ツルツル仕上げは関係ない?・・・どうなんでしょう?

よほど論理的な表現とかけ離れた文章ですいませんが,御教授ねがいます.

Re: 魔法瓶

トンガリ さんのレス (2007/12/29(Sat) 10:36)

門外漢ですが,想像してみます.

銅鏡の表面を磨くのは,反射率の向上の他に乱反射を防ぐ目的があるはず. 魔法瓶では反射率の向上は必要だが,乱反射を防ぐ必要はないのでしょう. ガラスの魔法瓶の内面メッキはガラスの滑らかさに沿って自然と鏡面に仕上がる. ステンレスポットでは乱反射を嫌わないので,鏡面仕上げする手間は無用.

別の視点で,ガラスの魔法瓶の内面メッキは実は保温性に大した効果がない. もし,内面メッキがなかったら,ガラスを透かして外筒の内面の汚れが見えて, そんな魔法瓶はヒット商品にならなかったことだろう.メッキは装飾に過ぎない. 日本人の清潔感にピッタりの商品だったが,日本人は小型化・携帯が好きなので・・・

ところで,最近の給湯器は保温性が悪くて,私は社会的な怒りを感じます. 昔のヤカンとガラスの魔法瓶の組み合わせがCO2排出削減に優れているのではないか. 最近,水タンクと湯沸を一体化したポットが発売された.保温性を無用化している.