磁束密度Bと磁場Hの関係

磁束密度Bと磁場Hの関係

しずく さんの書込 (2007/11/20(Tue) 10:16)

こんにちは.質問させてください.

磁束密度Bと磁場Hについてですが,

それぞれB,Hをベクトルとして B=μH(μ;透磁率←(テンソル))

という関係が一般に成立するとしてよいのでしょうか? それとも,この関係が成立しないケースがあるのでしょうか?

教えてください.よろしく御願いします.

Re: 磁束密度Bと磁場Hの関係

toorisugari no Hiro さんのレス (2007/11/20(Tue) 10:23)

\mu がテンソルで,かつ H および \bm{x} の関数っていうなら,ほとんどすべてを尽くしてると思います.

# もちろん温度とか考え出すとキリはないですが....

でも,たいていはスカラー定数で事足りますね.

Re: 磁束密度Bと磁場Hの関係

MXK さんのレス (2007/11/20(Tue) 23:05)

非線形媒質の場合は比例係数というより,一般の関数として表すのが適切になります. さらに,強磁性体のように,ヒステリシスがある場合には,関数で表すこともむずかしく なります.

Re: 磁束密度Bと磁場Hの関係

toorisugari no Hiro さんのレス (2007/11/21(Wed) 16:59)

MXKさん,followありがとうございます.

> さらに,強磁性体のように,ヒステリシスがある場合には,関数で表すこともむずかしくなります.

確かにそうですね.もうそのときは, \bm{B}=\bm{B}(\bm{H},x) というより,「与えられた \bm{H} に対して汎関数 F[\bm{B},\bm{H}] が極小となる \bm{B} 」といった表現しかできないのでしょうね.

ここで,訳わからなくなったので,初歩的な質問をしますが,汎関数の場合でも \bm{H} により \bm{B} が決まると考えるものなのでしょうか? それとも,どちらが独立でどちらが従属かは文脈で決まる物なのでしょうか?

Re: 磁束密度Bと磁場Hの関係

しずく さんのレス (2007/11/22(Thu) 13:57)

みなさま

ありがとうございます.もっともっと基礎的な質問をさせてください.

自分では,このB=μHという関係式は, 真空中のマクスウエル方程式で磁束密度Bを用意し, このμを用いて,新しくHを定義するという意味で 「Hの定義式」ではないかと予想しているのですが, これはそもそもあっているのでしょうか?

>toorisugari no Hiroさま 温度とかを考え出すときりがない,とおっしゃっていますが, 具体的にはどういう場合なのでしょうか?

それではよろしく御願いします.

Re: 磁束密度Bと磁場Hの関係

toorisugari no Hiro さんのレス (2007/11/22(Thu) 15:32)

> 温度とかを考え出すときりがない,とおっしゃっていますが,具体的にはどういう場合なのでしょうか?

誘電率は温度依存するので,透磁率も温度依存すると思って書いたのですが,違うようです.

(追記)いや,キュリー点とかあるんで,

依存しますね.

Re: 磁束密度Bと磁場Hの関係

しずく さんのレス (2007/12/01(Sat) 10:51)

toorisugari no Hiro様

返信遅れて申し訳ありません. 勉強になりました.ありがとうございました.