外力を含めた衝突計算について

外力を含めた衝突計算について

飲みすぎ さんの書込 (2007/11/18(Sun) 22:15)

テニス好きの会社員です.

外力が働く場合,運動量保存則は使用できないというお話がありますが, 簡単な計算を試みたいのに,実際に衝突時に外力が働く事例が多く, 困っております・・・.

単純なお話で誠に恐縮ですが,以下についてご指摘頂きたく, どうかどうか宜しくお願い致します.m(__)m

−−−−−−−<以下に質問内容を記述します.>−−−−−−−

外力がある場合(※)の衝突について,以下に示す運動量の式で 簡単に計算してみたいと思っております.

※.外力が働く場合の衝突とは,例えば以下です. ・壁に接している物体Aに物体Bが衝突した時 (壁からAに外力が加わる場合) ・ラケットでボールを打つ時 (腕からラケットに外力が加わる場合)

【質問1】

調べてみると,大学の教科書では, △P/Δt=0が運動量の変化分が0で運動量保存則, △P/Δt=fが外力が加わった場合 とありましたが, 衝突時に外力が働く場合,単純に以下で考えて良いのでしょうか.

m1・V1+m2・V2+f・Δt=m1・V1'+m2・V2'

(衝突前の運動量の和:m1・V1+m2・V2) (衝突後の運動量の和:m1・V1'+m2・V2') (衝突時の外力による運動量増加分:f・Δt)

【質問2】

上記m1,m2が外力無しで衝突するとき, エネルギーのロス分である反発係数がeだとすると, 外力有りの衝突時も,外力無しと同様に以下の式は使えるのでしょうか.

e=−(V1'−V2')/(V1−V2)

Re: 外力を含めた衝突計算について

zoro さんのレス (2007/11/19(Mon) 14:12)

飲みすぎさん,論議が深まって来ましたね.

私は,このところ忙しくなって来て,すぐにコメント出来ません.で,ちょっと感触を書いて置きます.力学が得意な方にフォロー戴けるといいですね.

恐らく,テニスのラケットの「弦の部分が伸びる」のが本質的だと感じます.結局,この「伸びる」時間に,人の系からボールに与える「力*時間=力積」を大きくする事だろうと思います.

ちょっと状況が違うのですが,水泳の「手の甲」や「足の裏」がその後ろに出来る水の塊を引きずる事により「見かけの質量」が増加したりするのでは?,と考えています.強く運動しすぎると,塊との連動が切れる感じです.言うならば,「力」を少なくして「時間」や「見かけの質量」を上げているのかも知れません.

ちょっと,ご参考まで.

Re: 外力を含めた衝突計算について

飲みすぎ さんのレス (2007/11/21(Wed) 23:34)

>>zoroさん,お久しぶりです.

お忙しい中, コメントありがとうございます.m(__)m

>恐らく,テニスのラケットの「弦の部分が伸びる」のが本質的だと感じます.結局,この「伸びる」時間に,人の系からボールに与える「力*時間=力積」を大きくする事だろうと思います.

ということは,ざっくりとした式で恐縮ですが, ボールが衝突時に受ける力積について,以下の計算式で 考えれば良いということですかね.

m1・V1'−m1・(-V1)=(f2+f)・Δt

f2:衝突時にラケットがボールに入力する力(外力無しの場合) f:人がラケットに入力する外力

>ちょっと状況が違うのですが,水泳の「手の甲」や「足の裏」がその後ろに出来る水の塊を引きずる事により「見かけの質量」が増加したりするのでは?,と考えています.強く運動しすぎると,塊との連動が切れる感じです.言うならば,「力」を少なくして「時間」や「見かけの質量」を上げているのかも知れません.

強く運動しすぎると,塊との連動が切れる感じ・・・というのは, 弾性変形に対する塑性変形の様なものともいえるのでしょうか.

「テニスの科学」という東大で教授をされていた方が書いた本の中に, 「ボールを強打すると反発係数は低下する」というお話があり, この理由は原型の変化分にエネルギーを食われるから・・という説 がありますが,もしかするとそれだけでなく,「見かけの質量」的なものが 低下するからなのかもしれない・・・などと素人なりに考えてます..