物理関係の掲示板ですので,若干補足を入れつつ,
まず,
多項式:
は,因数分解した時に,2次方程式のようには解を持たない(「既約」といいます) 因子が出てきます.これを「中間体」と呼びます.中間体を慣用的に
環:
と表記することがあります. 解を持つ因子は,「可約」と呼びまして,多項式を分類したり,性質を調べるために群論を用いる事があります. 一般には,本掲示板には記載がない専門用語や表式,記号が出て来ますので, これを「数学語」と名付けますと,馴染みのある人とない方が居られるかと思われます.
そこで,せっかく実積のある「 」をお持ちのようですので, 議論を物理と数学との”架け橋”として,グラフ(図)の出力をもしされれば, 数式は,「抽象的な何か」と感じても,「グラフ(図)」であれば, イメージ(具現的想起)がし易いのではないかと思われます.
もし宜しければ,Gさんの方でも”一つの枠内に”グラフの方を出力されたり,用語の説明を入れたりして, まとめて行かれれば,皆様に於きましては,より分かりやすいかもしれません.
確かに,三次方程式でも意外と(虚数解を除くことにより),「中間体」等の議論はし易いかもしれません.
数学で言う群論は物理では,慣用的な部分が若干違うことがあるかも判りませんので, 以上宜しくご検討願えれば幸いかと存じ上げます.
#「利用既約」に準じておられれば返答が得やすいかと思われます. #私も は,久しぶりですし,むしろなるべく平易に表現したいかと思っております.
*)2007.9.27表記上の修正を施しました.
追補です.
において, の場合, 与えられた表式
は,可約であることが証明されていますが, 係数行列から,解を一意的に定めることが可能です. #これが証明となりますが,宜しければ,ご確認下さい.
一方, においては, 関数の偶奇性から,係数行列を求め, 収束半径が予め分かっている場合には,三角関数等の周期性関数にて表現することにより, より早く議論が進められたかと思われます. #アルゴリズム(論理演算回路)の最適化に通じる部分でもあります.
発展的要素としては,多項式が,多変数の場合ですが,ちょっと考えてみてください.