中心力が保存力である証明はどうすればいいですか?また, 摩擦力が保存力でないことの証明はどうしたらいいですか?
songさん,初めまして.
文面から,大学生だと仮定して,すこし書いてみます.基本的に運動の方程式;
に於いて,右辺の外力によってどのような特徴が考えられるかが,課題ですね.
●ーーーーーーーーーーーーーー● ●(1)中心力が保存力の場合● ●ーーーーーーーーーーーーーー●
と考えて良いですね.
今,空間の原点は含まない別々の2点A,Bを考えます.其の途中にある別々の2点,C,Dを考えます.
<pre> 三次元デカルト座標系Oxyz と内部の独立した空間点,A,B,C, and D
B . * . . . . . . D * . . * C z . . . . ↑ *. . |A | 原点O ・ーー→y /
</pre>
保存力であれば,2点A,Bを繋ぐ任意の仕事積分は,その経路依らずに一定.
右辺の積分の逆経路を考えると,符号が逆転するだけですから
だから,式(3),(4)を辺々加えると,経路を一周すると;
と言った特徴があります.以下,具体的に考えましょう.まず,式(2)を式(3)の積分に代入してみますと,
此処で,ベクトルの内積公式,
この左右の微分を考えれば,
という恒等式が成立するから,式(6b)は,スカラ積分に変形出来ます;
積分の始点Aと終点Bの原点からの長さだけの関数となっており,中間CとかDに依りません.まさに式(3)を満たします.
■ーーーー■ ちょっと脱線 ■ーーーー■
位置ベクトル の絶対値 の関数 の微分を考えます.
当たり前ですが,
ですから,この微分は
そこで,rの関数の全微分が次のように表す事が出来る;
全微分が存在すれば,其の積分を得る事ができる.またこれらを,式(6a,b)と比較してみて下さい.
■ーーーーーーー■ 微小領域の一周積分←工事中 ■ーーーーーーー■
ある有限な領域での一周積分を考える時に,
(2)摩擦力が保存力でないこと
などで「(1)の条件に背く」といった感じで考えるのはどうでしょうか?
■現在,工事中.
おつかれのところありがとうございました.