無題

無題

ぶっち さんの書込 (2007/07/22(Sun) 19:34)

トライボロジーの掘り起こし,アブレシブ摩耗の分野なんですが,

硬い表面の粗さ突起が軟らかい表面に押し付けられているとき,

?軟らかい表面の硬さを増すと摩擦力は増すか,減るか

?軟らかい表面の硬さを増すと摩耗は増すか,減るか

それぞれの答えが分かる人いますか??

Re: 無題

zoro さんのレス (2007/07/22(Sun) 22:26)

大昔,ステンレス同士が滑り合う設計をして,工学部の研究室の技官の方に製作依頼をしに行きました.図面を渡して,ご覧になった上で;

(技) このAとBは本当にステンレスでないと駄目? (私) はあ,錆びなくてよいかと思いましたが? (技) あのね,AはBの上を真空中で滑るんだろ? (私) えーと,そうですが. (技) すると,すぐに焼き付きを起こしてしまう可能性があるから...同一金属は止めた方が...

という感じのやり取りをしました.それ以来,金属同士の接触では; 「柔らかなチーズ」 対 「固いチーズおろし」 のモデルで考えています.

選択が在る程度妥当であれば,「柔らかなチーズ」はおろし金に適度な抵抗を出しながら,自ら削られて摩耗します.他方,「固いチーズおろし」の「とびでた刃」は脆過ぎなければ,順調にチーズを削ります.

この逆に,「柔らかなチーズ」が固くなると抵抗も増すでしょうが,おろし金の「とびでた刃」を折る危険性があります.

また,「固いチーズおろし」の「とびでた刃」が適度に粘りを持てば,効率よくチーズを削り,その効率も高まると思います.

大雑把な検討方法の一つです.機械の得意な方々のご意見が望まれますね.