こんにちわ.現在,理工系大学2年生の者です. 今回は,ちょっとわからない問題があったので,みなさんにアドバイスをもらいたくてやっていきました.宜しくお願いいたします.
問題:「線密度λで一様に帯電した無限に長い2本の導線が,距離2dだけ離れて平行に置かれている.この2本の導線の中央からの距離をrとして,2本の導線を含む平面上の電場の大きさ(導線の外)をガウスの法則を用いて求めよ.ただし,真空の誘電率をε0とする.」
この問題で私は,2本の導線をA,Bとおき.それぞれに対して電場を求めて,その2つをたして, 答えが2λ/ε0となりました.
しかし未熟者ゆえ,この答えで正解している自信がありません. みなさんからアドバイスをもらえれば嬉しいです. このような問題はどのように解けばいいのでしょうか?? 宜しくお願いします.
すいません,なんかrの意味を勘違いしていたかもしてません. rって何なんなのでしょうか??
例えば,導線に垂直な平面での断面図を考えると;
<pre>
導線1中心O導線2 x-------------+--------------x | | | 点P | 0-------------d--------------2d | |<-r->| | |<---R-->| |
|<-------- R ------->|
</pre>
点Pは,導線1 から見れば,R = d-r. 点Pは,導線2 から見れば,R = d+r.
土曜日は,プールでの練習がある為に朝が早いので,今日は寝ます.
zoroさん,親切にありがとうございます. とてもわかりやすい図ですね.そして私は,rの扱いを完全に間違えてました. もう一度やり直してみます>< ちなみにzoroさんはこの問題解けましたか??!!
>>zoroさん 電線が1本の時に,中心から「R = d-r」の半径の場所に作られる電場はどうなりました?
これを解いてみました.
E=λ/2πRε0
になりました.これであってますかね??
>これであってますかね??
電線の中心がz軸である円筒座標を考えて,z軸から半径R,厚さdzの円筒に関してガウスの法則を考えたのでしょうね.勿論,他の解法でもよいですが(笑).
折角ですから,完全な回答も書いて下さると,他の人の為にもなりますよ.
zoroさんの言ったとおりに考えました. そして,その考え方により導線1からの電界と,導線2からの電界を求めました. その2つを足して,答えとして dλ/π ( ) のようになりました. 回答としてはこれで正しいのでしょうか? また,zoroさんが 「他の解法でもよいですが」 といっていたように,他の解き方はどのような解き方なのでしょうか?
もし,xがrを意味するなら違うと思います.
検算として, r=0を代入した時,導体1と導体2からの電場は「逆向きで・大きさは同じ」なので足し合わせるとキャンセルしてゼロになるずだからです.一般的に,静電場についてのガウスの面積分を使う問題は,色々な対称性を含んでいるので,検算にもその点を積極的に利用してくださいね.
他の解法は,導体の半径が規定されていないので,逆手にとって,半径→0の極限で,導体に沿ったz軸を考える事にします.すると,点Pを含むz軸に垂直面のz軸上の点をその原点をAとすれば,+/-zの点で,長さdzの部分の電荷が点Pに生じる電場がクーロンの法則で求まります.そして点Aに付いての対称性から,両者を足すと,A→Pの線分上の成分しかない事がわかります.あとは,線積分を実行するだけですね.
なるほど,たしかにr=0の時はE=0ですよね...... ってことは,2つの導線の間の電場は0になるってことですか?
もしくは, 1:r=0の時 2:0<r<dの時 3:d<rの時 この3パターンに分けて,それぞれの電場を求めるってのは間違いですか?
ああ,場合分けっていうのは面倒ですね.出題者さんのトラップに引っかかりました(泣).
1,2は一緒で良いと思います.電場の符号が反転しますね.3の場合は,符号は反転しません.
1,2は一緒でいいってことは,r=0の時にE=0だから,2のときもE=0になるってことですか?
また,符号が反転するというは,0<r<dの場合でも導線1側にとった点Pと導線2側にとった点Pとで,電場の向きが変わるって事ですか? そうすると,3の時も導線1より左側の場合と,導線2より右側の場合で電場の向きが変わると思うのですが....... これは私の勘違いでしょうか??
以前書いた絵で,導線1から導線2に向かった軸をかんがえ,その方向に向いた場合を+,その逆を向いたらーとします.また,導線1からR離れた時の電場強度を; E(R) = λ/(2πε0|R|) := k/|R| とします,そしてP点での電場EPとし,R1 :=d-r ,R2 := d+r,とすれば,
A) (+d > r >-d)or (-d < -r < d) : 軸1,2の間 EP = +E(R1) -E(R2) = +k/|d-r| -k/|d+r| = +k/(d-r) -k/(d+r) = +2rk/(d^2-r^2);ここで,符号は中心を境に,左側で正,中央でゼロ,右側で負
B) (r > +d) : 軸1の左 EP = -E(R1) -E(R2) = -k/|d-r| -k/|d+r| ;ここで,0 > (d -r), (d+r) > +2d = -k/(r-d) -k/(r+d) = -2rk/(r^2-d^2) = +2rk/(d^2-r^2) ;ここで符号は負
C) ( -d > r) : 軸2の右 EP = +E(R1) +E(R2) = +k/|d-r| +k/|d+r| ;ここで, 2d < (d-r), (d+r) <0 = +k/(d-r) -k/(r+d) = +2rk/(d^2-r^2);ここで符号は正
場合分けしたものの,最終形が同一なのは面白いですね.
こういう問題は,点電荷の問題で見た気がします.物理の問題というよりは,算数の問題ですね.考えてしまう.