潮汐力による変形をルジャンドル関数で表すには

潮汐力による変形をルジャンドル関数で表すには

gamow さんの書込 (2007/05/01(Tue) 11:20)

こんにちは, 下記の式ηは,地球と月の重力による球形の海面からずれる高さを 求める式です.

η=3/2*M/E*(e/R)^3*e*(cos^2λ-1/3)

E:地球の質量 M:月の質量 e:地球の半径 R:地球-月の距離 λ:地球の中心から月と地球表面のある点―高さηを求める点―を見る角度 を示しております.

具体的に計算してみますと e/R=1/60.3 M/E=1/81.3 地球の半径をe=6370kmとしますと, λ=0,180度のとき 0.357353m で一番膨らみ, λ=90,270度のとき -0.178676m で一番へこみます. これは,現実的な満潮,干潮時の数値とほぼ一致するようです.

ここで,質問ですが, 球体の中心から表面までの距離Rは,対称軸から測った角度θの関数と して,ルジャンドルの多項式Pλ(θ)によって展開でき,更に,中心 に関して変形が反転対称であるとすれば R(θ)=R0(1+α0+α2P2(θ)+α4P4(θ)+α6P6(θ)+,,,) と表せますが,上記の潮汐力による地球(球体)の変形もルジャンドル関数で 表せるのでしょうか?