水平な無限に長い導体(超伝導体)の表面から 高さh[m]で水平に張られた導線を I[A]の電流が北に向かって流れている.
1)導線の真下で,胴体の表面からの高さがy[m]の位置の磁界の大きさと向きを求めよ
2)導線の増したから胴体の表面に沿って東または西へx[m]離れた位置での電解の大きさと向きを計算せよ
お願いします.
超伝導体は完全反磁性体なので,内部の磁場(磁束密度)は0であり,外部磁場は超伝導体表面において表面に平行になります. この境界条件が満たされるように,静電場の場合に倣って次のような鏡像を考えます. すなわち,超伝導体表面に対して導線の鏡像にあたる位置にもう1本の導線があると考えます. 境界条件が満たされるためには,この導線に流れる電流は,もとの導線の電流と逆向きでなければならないことが分かるでしょう. これら2つの電流のつくる磁場を重ね合わせたものが,超伝導体外部における実際の磁場になります.