無題

無題

しずく さんの書込 (2007/01/03(Wed) 12:49)

こんにちは.しずくと申します.高校で物理は一通り学習してます.

家庭における電気の配線が何故並列接続なのか,その理由を教えてください. つまり,並列にして"電圧一定"という形で電力供給をすることになったのは何か理由があるのでしょうか?直列にして"電流を一定"という形で電力供給をしなかった理由を教えてください.宜しく御願いします.

Re: 無題

yama さんのレス (2007/01/03(Wed) 14:41)

電気製品を直列につなぐ場合は,それぞれの電気製品に加わる電圧が一定ではなくなります. たとえば,電気製品Aを単独でつないだ場合は100Vの電圧が加わるとしても,別の電気製品Bと直列につなぐ場合はAに加わる電圧が50Vになるとか,また別の電気製品Cと直列につなぐ場合はAに加わる電圧は30Vになるといった具合です.

しかし,ほとんどの電気製品は,ある決まった範囲の電圧でしか正常に作動しません.その範囲外の電圧では正常に作動しなかったり,壊れてしまったりします.

また,多くの電気製品が直列に接続されているとすると,その中の1つのスイッチを切れば,ほかの電気製品にも電流が流れなくなります.

Re: 無題

しずく さんのレス (2007/01/03(Wed) 17:08)

yamaさん,ありがとうございます.

後半部分である,直列ならばスイッチを切ったら,ほかの電流製品にも電流が流れなくなる,というのは物凄く納得しました.他にも並列にするべき理由があったら是非とも教えてください.

前半部分に関してですが,流れる電流を主体にして電気製品をつくらなかった理由はなんででしょうか?後半部分以外の理由があったら教えてください.

Re: 無題

yama さんのレス (2007/01/03(Wed) 18:02)

直列に接続された電気製品にはすべて等しい電流が流れます. しかし,その電流の強さは,どの電気製品をつなぐかで変わってきます. たとえば,電気製品A,B,Cを直列につないだ場合,A,B,Cには同じ強さの電流がながれますが,Cを別の電気製品Dに置き換えると電流の強さは変わってきます. つまり流れる電流が一定でないので,電流を主体にすることはできないわけです.

ただし,以上は定電圧電源につなぐ場合です.これに対して,常に一定の電流を流すような定電流電源も可能ですが,しくみが複雑になり,定電流で作動するような電気製品も複雑なしくみのものになりそうです.

Re: 無題

しずく さんのレス (2007/01/04(Thu) 20:25)

理解しました.ありがとうございました!