微分方程式の解

微分方程式の解

z さんの書込 (2006/11/30(Thu) 20:38)

以下の微分方程式をtについて解きたいです.ご教授お願いいたします.

&\frac{\mathrm{d}\Omega}{\mathrm{d}t}=-C\Omega^n \\&\Omega:\text{function of }t \\&C:\text{constant} \\&n:\text{Integer}

答えは

> ! Extra }, or forgotten \right.

のようなんですがなぜこうなるんでしょうか

Re: 微分方程式の解

twister さんのレス (2006/11/30(Thu) 22:13)

始めまして.

答えが見にくいですが,少なくとも,n=1 については,別途考察する必要がありますね.

解らないところをもう少し詳しく書けますか?

逆に質問ですが,変数分離といった手法を聞いたことがありますか?

Re: 微分方程式の解

z さんのレス (2006/12/01(Fri) 02:36)

ヒントをありがとうございます. >逆に質問ですが,変数分離といった手法を聞いたことがありますか? あります.私の問題の場合はn≠1です. 変数分離とは

\frac{\mathrm{d}\Omega}{-C\Omega^n}=\mathrm{d}t

にするということでしょうか

Re: 微分方程式の解

サボテン さんのレス (2006/12/01(Fri) 07:18)

横から失礼致します. あとは両辺積分するだけです.

Ω^(-n+1)/[C(n-1)]=t+D (Dは積分定数) となります.

あとは初期条件からDを決めればよいのではないでしょうか?

Re: 微分方程式の解

twister さんのレス (2006/12/01(Fri) 08:46)

zさん:

サボテンさんの仰る通りで,両辺別々に積分できるところが味噌ですね.自分も,この手法を知ったときは狂喜乱舞した記憶があります.

私は,この方法には2つの味噌があると思います.厳密性に欠けているでしょうが,自分のフィーリングを書いてみます.

1) 独立変数の微分 \mathrm{d} t を辺々に掛ける. この手法こそ,微分方程式を自在に変形する有効な手法の一つですよね.

これに限らす,ある任意の微分の式, \frac{\mathrm{d} f(x)}{\mathrm{d} x} に, 微分 \mathrm{d} x を掛けてしまえば,新たな微分, \mathrm{d} f が生まれる.

2) tの関数である \Omega(t) とtだけの式に変形する. これこそが変数分離なわけですね.

その結果,tの従属変数(関数)であった, \Omega(t) が, あたかも独立変数 \Omega として振舞う事が凄いのだと思います.

=====

物理の中の式には,古典力学から量子力学まで,色々な場面で,形をかえてこの変数分離が出てきますね.デモ,変数分離を見つけたら,もうこっちの勝利ですね(笑).

Re: 微分方程式の解

twister さんのレス (2006/12/01(Fri) 10:22)

zさん:

変数分離もご存知ということは,「最終解が示された解にならない」ということでしょうか?

お書きになっている

\frac{\mathrm{d}\Omega}{-C\Omega^n}=\mathrm{d}t, n \ne 1

を左右積分すれば,サボテンさんの書かれた様に;

\frac{\Omega^{-n+1}}{-(n-1)} = -Ct + \alpha \tag{1}

ここで,初期条件; t=0\Omega_0 = \Omega(0) とすれば,

\frac{{\Omega_{0}}^{-n+1}}{-(n-1)} = -C*0 + \alpha \tag{2}

式(1),(2)を辺々引いて,整理すれば

t= \frac{\Omega^{-n+1}-{\Omega_{0}}^{-n+1}}{C(n-1)}  \tag{3}

分子については, \Omega - \Omega_{0} で括れるとも思いますが,物理の問題ならそこまで変形する必要はないと思います.

Re: 微分方程式の解

z さんのレス (2006/12/01(Fri) 11:10)

ありがとうございました.大変参考になりました.