みなさまにはいつもお世話になっております,メンバーのJohです.
ふと疑問に思ったのですが,(古い単純なタイプの)炊飯器のスイッチは,なぜご飯が炊けるとパチンと上がるんでしょうか?コンピューター内蔵の炊飯器ならいざ知らず,一番な単純な炊飯器は,時間,重さ,圧力,温度など,何か単純なパラメーターを測ってご飯の炊き上がりを見極めているのだと思います.
しかし,お米の量によって重さや時間は違うし,蒸気圧を測るような装置がついているようには見えないし...誰かご存知の方がいらしたら,教えてください.
釜の底面の温度を測定しているのではないでしょうか. 炊きあがって,水分が少なくなると底面の温度が上がってお焦げが出来はじめます.その温度が所定値に達するとスイッチを切るのだと思います. 実際,温度センサーらしきものが釜の底面に接触するようになっていたと思います.
なるほど.水がなくなって水の沸点を越え,おこげが出来始めたところを,素早く感知しているわけですね.今度,分解してみます.ありがとうございました.
自分で分解したことはないですけど, 磁石が入っているという説明が 昔から子供向けの科学雑誌などに 繰り返し載っていましたよ.
キュリー点を越えたところで,磁力が弱まって, バネの力でスイッチが切れるとのことです.
MLを見て答えようと思ったのですが, 既にEMANさんが回答して下さっていたのですね.
EMANさんの仰る通りで, 磁石の性質のひとつである,熱消磁という性質を利用しています.
私が小学生の頃, 理科の課題で出たことがありました.
EMANさん,chickさん,返信どうもありがとうございました.
実はいま,納豆を作る装置を考えているところです.生物の人が使うインキュベーターみたいなのがあれば一番いいんですが.
Johさん > 納豆を作る装置を考えているところです.
これってなにかの実験・研究のネタですか?
それとも,自家用
ていうやつですか?
>それとも,自家用
自家用です^^ 海外にいると納豆が猛烈に食べたくなることがあります.インターネット上のサイトを参考に,日本人の友達と何度か作ってみたんですが,納得のいく完成をみておりません.(失敗した納豆=単なる煮豆をいままで大量に食べています.)
温度と湿度がポイントのようです.生物系の人からも助言が頂けるとありがたいです.
生物系のヒトではありませんが,1年一寸ほどその手の人々の所にいたことがあります.
生物の酸化還元作用は,触媒によって動作します.おそらく納豆が出来るのは豆に納豆菌が作用するからでしょう.そして,生体反応には示適温度とか示適pH値などがあります.
納豆菌は人間の体温よりも低い値で作用しそうなので,電気釜を使うよりもっと簡単なオンオフ型のヒータを使うほうが現実的と思います.
取り急ぎ,感触まで.
いま toorisugari no Hiroさんのご推奨サイトを拝見しました.
その2番目が判り易い見たいでしたが.
電球はアイデアとは思いますが,ちと怖いですね.どちらにしろ,40℃をキープするには電気釜はNGですね.
熱帯魚や爬虫類飼育のためのサーモスタットなんかどうですか? 40 ℃まで設定できるのはなかったかなぁ.
kenです.掲示板は久しぶりです.
No.10913 EMANさん >キュリー点を越えたところで,磁力が弱まって, > バネの力でスイッチが切れるとのことです.
これはちょっと,疑問があります. いったん,キュリー点を越えて(あるいは越えなくても キュリー温度に近づいて)磁力が弱まったなら, 磁場をかけなおさない限り,磁力は復活しないと思います. ひょっとしたら,温度が下がり磁力が復活した場合にスイッチが 再度ONになって困るので,本当にキュリー点を越えさせて磁力を なくしてしまい,次の調理の際には磁場をかけて復活させている のかも知れませんが,
初期の電気釜は,バイメタル式のサーモスタットを使っていたようです.
> これはちょっと,疑問があります. > (略) > 磁力は復活しないと思います.
磁石が,熱せられたフェライトから離れるのだそうです.
私は磁石が鉄を挟んで内釜の底に磁力で引っ付いているのだと思っていました. あのバネは感熱部を内釜の底に密着させるためで, センサー全体が下に落ちるわけではなかったのですね.
> 熱せられたフェライトから離れるのだそうです.
なるほど.フェライトは低めのキュリー点に設定され,永久磁石のキュリー点が問題の温度より遙かに高ければ,磁力を失う心配はないわけですね.